Jリーグ ベガルタ仙台

仙台カルドーゾ「Jリーグ挑戦は想像もしなかったが…」移籍決断時の心境激白!

ベガルタ仙台のゴール裏 写真:Getty Images

 明治安田生命J2リーグのベガルタ仙台に所属するブラジル人FWフェリペ・カルドーゾ(23)が、日本からオファーが届いた時の心境や今季の目標を語った。27日、ブラジルメディア『terra』が伝えている。

 同選手は昨年4月、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のサントスからベガルタ仙台へレンタル移籍。昨季はJ1リーグで先発出場4試合にとどまったものの、途中出場が17試合と手倉森誠前監督からスーパーサブとしての役割を与えられていた。

 そして今季は3月12日開催の第4節・いわてグルージャ盛岡戦以降、しばらくピッチに立っていなかったが、4月17日の第10節・横浜FC戦で復帰。その後はFC琉球戦とロアッソ熊本戦でいずれも先発出場してゴールを挙げている。

 『terra』の報道によると、カルドーゾが約1カ月にわたって公式戦欠場が続いていた理由として、新型コロナウイルス陽性と負傷離脱があったとのこと。選手本人は母国メディアのインタビューで「チームの目標に参加できるのは、とてもクールなことだね。先週末の試合(FC琉球戦)は、J1昇格を追い求め続けるためにも重要だった。復帰したばかりだけど、この先動きが良くなることを願っているよ」と語っている。

 また、カルドーゾは昨年Jリーグ挑戦を決断した理由を聞かれると「ここ日本でプレーすることは、今までと全く違う経験だよ。自分がここにいることは想像もしていなかった。だけど(日本から)オファーが届いた時、自分のキャリアの成功を後押しするものになると思ったんだ」とコメント。当時サントスで構想外となっていたこともあり、キャリアを好転させる絶好の機会と捉えたことを明かしている。

 なおブラジルメディア『A Tribuna』が昨年12月に伝えたところによると、サントスとベガルタ仙台は2022シーズン終了後までのレンタル期間延長という形で合意。同選手の取引には100万ドル(約1億1000万円)による買い取りオプションが付いていたが、J2降格もありベガルタ仙台の買い取りオプション行使が厳しかったとみられる。