
明治安田生命J1リーグの清水エスパルスは、Kリーグ1(韓国1部)の蔚山現代に所属するU23韓国代表FWオ・セフン(23)の獲得に動いているようだ。22日、韓国メディア『Sports Chunchu』が伝えている。
身長193cmをほこり左利きである同選手は、2018年に蔚山現代のトップチームに昇格。プロ1年目はリーグ戦で4試合の出場にとどまると、2年目の2019シーズンはレンタル先の牙山ムグンファFCでプレー。そして2019シーズン終了後に韓国国軍に入隊すると、昨年6月に兵役期間を終了して蔚山現代に復帰する。
そして2021シーズンの後半戦ではリーグ戦14試合中10試合で先発出場したほか、Kリーグ1ファイナル(上位6クラブによるプレーオフ)では全5試合でフル出場して4ゴール1アシストをマーク。高身長を生かしたポストプレーにより味方選手に時間を与える能力で、Kリーグ最高レベルと謳われている。
また、オ・セフンは年代別の韓国代表に選出された経験も持っており、2019年にはU20韓国代表の一員としてチームの準優勝に大きく貢献。2020年にはU23韓国代表に選出されると、AFC U-23選手権2020の全6試合中4試合でフル出場。見事U23韓国代表を優勝に導いている。
『Sports Chunchu』の報道によると、清水エスパルスは蔚山現代に対してすでにオ・セフンの獲得オファーを提示しているとのこと。清水エスパルスの提示した移籍金は税抜きで15億ウォン(約1億4000万円)にのぼるほか、高額年俸を用意していることから、蔚山現代や選手サイドはこのオファーを受け入れる可能性が高いという。
また、清水エスパルスは同選手に対して、将来的に欧州クラブへ移籍するだけの資質を兼ね備えていると評価。欧州クラブへ放出する場合には、売却額の10%を蔚山現代に支払うという条項を今回のオファーに盛り込んでいるようだ。
なお、清水エスパルスはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)降格クラブのスポルチ・レシフェに所属するブラジル人FWミカエル(22)の獲得を断念。ミカエルの代替候補としてカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のセアラーSCに所属するブラジル人FWクレーベル(25)の獲得に動いていたが、クレーベルもセアラーSC残留に向かっている。ブラジル人ストライカー獲得の見通しが立たないことから、急きょ韓国市場に目を向けたのかもしれない。
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