明治安田生命J1リーグのガンバ大阪やFC東京でプレーした過去をもつFWルーカス氏は、2011年夏にFC東京へ復帰した経緯について明かした。5日、ブラジルメディア『UOL』が伝えている。
ルーカス氏は2004年にスタッド・レンヌからFC東京へ移籍。原博実元監督のもと移籍1年目にしてナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)のタイトル獲得に貢献するなど飛躍を遂げると、2008年にガンバ大阪へ完全移籍。ガンバ大阪でも天皇杯やAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のタイトルを獲得するなど、主力として活躍していた。
その後、同選手は2011年にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のアトレチコ・パラナエンセに復帰。しかし、監督交代が相次ぐチーム事情もあり、5月に一度現役引退を表明。しかし、FC東京からオファーが届いたことにより、わずか2カ月で引退表明を撤回し、Jリーグの舞台で再びプロサッカー選手としてのキャリアを歩んでいた。
そんなルーカスは母国復帰後の出来事について「2011年にアトレチコ(・パラナエンセ)に復帰した時はまだ32歳だったし、(自分のプレーに)自信はあった。チームに貢献できると思っていたけど、団結力ではるかに劣っていたチームだったね」
「5カ月間で4人の監督がチームを率いていたし、僕個人としてはそのような状況に慣れていなかった。だからこのクラブを離れたのさ。(退団する際に)会見はなかったし、肖像権の問題についても心配していなかった。あの時に何もコメントを残さなかったことは後悔しているよ」と語っている。
そして長年にわたりJリーグでプレーしたことについては「僕にとって日本は素晴らしい国だね。(日本で)10シーズン過ごす中で、プロサッカー選手としてよりもひとりの人間として成長することができたよ」と好意的なコメントを残した。
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