
日本代表FW宮代大聖は、6月末でヴィッセル神戸からラス・パルマスへの期限付き移籍期間が満了を迎えるものの、完全移籍へ移行することが22日まで決まった模様。移籍金は5億円規模だというが、その裏側には神戸の財政状況があるとみられる。
スペイン『El Nuevo Insular』は22日に「宮代は今後もUDラス・パルマスでプレーを続けることになる。ラス・パルマスは、この日本人FWに関してヴィッセル神戸から提示されていた買い取りオプションを行使した」と報道。スペインメディア『Tinta Amarilla』によると、ラス・パルマスのミゲル・アンヘル・ラミレス会長は「買取オプションを行使した」と、クラブの公式発表を前に同選手の完全獲得を明言したという。
宮代に関する両クラブの契約については、スペイン『スポルト』が2026年5月の時点で「宮代の買い取りオプションは290万ユーロ(約5億3,500万円)に設定されている」とリポート。現地メディア『Universidad Villanueva』は期限付き移籍決定直前に「買い取りオプション150万ユーロ(約2億7,000万円)で、次の移籍における売却益の30%を神戸に支払うという条件で合意」と報じていたが、『スポルト』の報道内容を踏まえると、神戸は5億円以上の収入を得る見込みだ。
この宮代の完全移籍移行の裏には、楽天ヴィッセル神戸株式会社の財政状況がある。官報によると、2025年度の同社の当期純利益はマイナス7億3446万円であり、利益剰余金はわずか2067万円。期純利益で大幅な赤字を計上しているだけに、移籍金収入等により賄う必要があることは明らかだ。
宮代は2025シーズン終了後に神戸からラス・パルマスへ期限付き移籍。加入当初、現地で差別被害に遭ったが、2月中旬以降はスタメンに定着。公式戦19試合に出場し、4ゴール2アシストと結果を残したが、チームはラ・リーガ昇格を果たせなかった。
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