
土屋櫂大
川崎フロンターレから福島ユナイテッドへ期限付き移籍中
J1やJ2の各クラブから期限付き移籍中の選手が複数活躍を見せた今大会の福島ユナイテッド。中でも守備陣で大きく貢献したのが、川崎フロンターレから期限付き移籍中のDF土屋櫂大だ。
2023年と2024年に2種登録選手を経て、昨季川崎フロンターレに加入した土屋。ルーキーイヤーはリーグ戦1試合の出場に留まり、昨冬福島への期限付き移籍が発表されていた。しかし、今大会ではプロ2年目ながら16試合に出場。センターバックとして守備陣の中軸を任され、攻撃面でも2得点を挙げるなど苦しむチームの中で存在感を放った。
もちろん、チームとして今大会全グループ中ワーストとなる41失点を喫したことは、守備陣の一角を担った選手として土屋にも責任の一端はあるだろう。それでも、20歳の若武者がこのハーフシーズン定位置を確保し続けたことは自信にもつながったはずだ。
所属元である川崎も、失点の多さを課題として持っているチーム。成長を見せる土屋は、果たして川崎の課題克服につながる存在となるのか。今夏の動向に注目だ。
奈良坂巧
町田ゼルビアからギラヴァンツ北九州へ期限付き移籍中
今大会、全グループ中もっとも少ない勝ち点15を挙げるにとどまったギラヴァンツ北九州。開幕6連敗に始まり、大会中連勝は1度のみ。終盤戦にも連敗を喫し、来る新シーズンに向けても不安の残る結果となっている。
そんな北九州にも、J1クラブから武者修行に来ていた選手がいる。2021年に町田ゼルビアへと加入し、プロ6年目のシーズンを迎えているDF奈良坂巧だ。
町田でプロデビュー後、2度期限付き移籍したカマタマーレ讃岐では主軸を担うも、昨季町田での出場は天皇杯の1試合のみ。出場機会を求める形で、来年1月まで北九州へ期限付き移籍となっていた。
そして、今大会は15試合に先発。得点力にも大きな課題を残したチームで1ゴール1アシストと確かな存在感を放った。移籍期間はまだ半年残っており、新シーズンに向けても戦力に数えられているのは間違いない。残された期間、奈良坂はチームを立て直す原動力となれるのか注目だ。

ワッド・モハメッド・サディキ
柏レイソルからFC岐阜へ期限付き移籍中
FC岐阜も、今大会で躍動したJ3勢の1つだ。開幕戦からPK戦の勝利を含めて4連勝を達成。残念ながら終盤戦にかけて失速したが、J1経験の豊富なクラブがしのぎを削ったEAST-Bで大いに存在感を放った。
昨年チームに加入したFW川本梨誉が7ゴールを挙げ輝きを放った今大会の岐阜。しかし、そんな川本に次ぐ得点源として忘れてはならないのが、柏レイソルから期限付き移籍中のFWワッド・モハメッド・サディキだ。
昨季は同じJ3のFC琉球で武者修行となっていたワッド。12試合で出場機会を得るも先発はわずかに2試合。出場時間の短さからか得点を挙げることは叶わず、特徴を出せないまま昨冬岐阜での再出発を選んだ。
今大会中も決して出場機会が安定してあったわけではない。17試合と出場試合数は多かったが、先発は昨季と同様2試合のみ。しかし、昨季とは異なり限られた出番の中で3得点をマークするなど、前線でユース年代に得点王に輝いた片鱗を覗かせた。
所属元の柏は百年構想リーグ中FW陣の不調に泣いた。RB大宮アルディージャで武者修行中のFW山本桜大と同様、ワッドも今季の活躍ぶりやその将来性から柏のファンやサポーターから帰還を待ち望まれる選手と言えよう。
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