
FIFAワールドカップ北中米大会日本代表候補のDF菅原由勢は現在、サウサンプトンからベルダー・ブレーメンへ期限付き移籍中。9日に行われたブンデスリーガ第33節ホッフェンハイム戦で、危険なタックルを見舞い一発退場となったが、その裏でブレーメン退団の可能性が浮上。サウサンプトンに復帰しない可能性もあるという。
ドイツ『シュポルト』によると、菅原は前半3分、足裏タックルでトゥーレのふくらはぎを蹴る格好に。当初の判定はイエローカードのみだったが、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)が介入し、レッドカードに。ブンデスリーガ残留争いの最中、10人での戦いを強いられたブレーメンにとって、その代償は重かった。
さらに深刻なのは、この退場がブレーメンでの「ラストマッチ」になりうる点だ。最終節ボルシア・ドルトムント戦の出場停止が決定し、その直後にサウサンプトンとのレンタル契約が終了する。
クラブを去ることになるのか。マネージングディレクターのクレメンス・フリッツ氏は『BILD』に対し「菅原には多くの長所があるが、まだ伸びしろもある。人間性は素晴らしい。ただ、今後も一緒に続けるかについては、まだ決断していない」と語るにとどめた。これを受けてドイツ『シュポルト』は「彼は菅原を支持していない」と報じている。
英メディア『Saints Marching』も、サウサンプトンがプレミアリーグ昇格を果たした場合、菅原は「第一選択にならない可能性がある」と指摘。約600万ユーロ(約11億円)の買い取りオプションをブレーメンが行使せず、より低い移籍金での交渉に動く可能性にも言及しており、行き場を失いかねない状況だ。
仮にブレーメン退団が決まり、サウサンプトンからの移籍先が見つからない場合、サウサンプトンで飼い殺しとなるリスクもある。日本代表でも微妙な立場に置かれている菅原は、この夏に正念場を迎えることになりそうだ。
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