
ベルギー1部ジュピラー・プロ・リーグのシント=トロイデン(STVV)に期限付き移籍中の日本代表FW後藤啓介が、現地4月23日に行われた契約元となるアンデルレヒトとのプレーオフ1第4節でゴールを決めた際のセレブレーションを巡り、議論が巻き起こっている。
約2か月ぶりのゴールをSTVVのサポーターとともに祝った後藤に対し、アンデルレヒトのGKコリン・コーセマンズとDFルドビク・アウグスティンソンが試合終了直後に後藤に詰め寄ったことで、この騒動が起きた。
ベルギーメディア『Voetbal Belgie』によると、STVVは今20252/26シーズン、後藤の給与を全額負担し、さらにレンタル料も支払っている。アンデルレヒトでほとんど出場機会を得られず放出された立場の選手が、長期間ゴールがなかった後に得点を喜ぶことは当然とも言える状況だとの見解を示した。
また、元ベルギー代表のトーマス・シャテル氏は同国メディア『RTL Sports』で、アンデルレヒトの2選手による詰め寄りについて「この反応は、アンデルレヒトのロッカールーム内にどれほど大きなフラストレーションがあるかを示している。チームとしてSTVVのような相手に勝てないことへの苛立ちだ」と指摘したと『Voetbal Belgie』が伝えた。
さらに同メディアは同国のスポーツジャーナリスト兼サッカー解説者のマルク・ドリール氏の意見も伝えた。
「もしこれが来2026/27シーズン、後藤をアンデルレヒトに戻すためのやり方だと思っているのなら間違いだ。あれだけの言葉の攻撃を受けて、後藤がアンデルレヒトに戻りたいと思うだろうか」と同氏は疑問を呈し、「選手のゴールの祝い方に腹を立てるより、もっと重要な問題があるのではないか」と続けた。
ドリール氏はさらに「後藤は何も悪いことをしていない。彼は現在所属するクラブのサポーターと祝っただけだ」と擁護した。
一方で、異なる意見も存在する。元アンデルレヒトの選手であるオリビエ・デスハフト氏はポッドキャスト『Ongefilterd』で「もし我々があのピッチに立っていたなら、後藤をアウェー席、つまりアンデルレヒトのサポーターのもとへ放り込んでいただろう」と発言し、「私ならコーセマンズやアウグスティンソンと全く同じことをしていた」と述べたと『Voetbal Belgie』は伝えた。
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