Jリーグ 川崎フロンターレ

谷口彰悟、川崎復帰は「望んでいなかった」と海外報道!W杯後に現役引退?STVV残留の条件は?

谷口彰悟 写真:アフロスポーツ

 FIFAワールドカップ北中米大会の日本代表候補であるDF谷口彰悟は現在、ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)の主力選手として活躍。STVV残留やW杯後に現役引退の可能性がある一方、川崎フロンターレ復帰には消極的だという。

 ベルギーメディア『Mediahuis』はこう報じている。「谷口は川崎フロンターレ復帰を望んでいなかった」「STVVとの契約は2026年6月に満了。契約延長の可能性は、STVVが来季、欧州カップ戦に出場できるかどうか次第だ」。

 これは単なる去就報道ではない。「帰る場所を自ら閉ざした男」の、退路なき賭けである。

 川崎といえば、谷口が長年主将を務め、J1リーグや天皇杯など複数のタイトルを獲得したホームとも言えるクラブだ。その復帰を「望まない」と報じられた事実は重い。欧州での挑戦を選んだプライドか、それとも別の事情があるのか——現地メディアはその内幕まで踏み込んではいない。だが、選択肢を川崎に絞られることへの拒絶反応は、34歳のベテランが「まだ終わっていない」という意地の表れとも読める。

 むしろ問題は、STVVとの契約延長が「欧州カップ戦出場」という不確定要素に委ねられている点だ。STVVは現在、上位6クラブによるプレーオフで3位につけており、来季欧州カップ戦の予選出場は濃厚だ。

 ただ、3月22日放送の『全力応援!シント=トロイデン』(BS10制作)での本人インタビューが、すべてを物語っている。「明確な目標としては、W杯(でのプレー)ということしか、今のところ考えていない。それが終わったらどうするかということは、正直あまり考えてないんですよ。燃え尽きてもう(サッカーを)辞めているかもしれないし。いつ、どのタイミングで、どこでどう現役生活が終わるか分からない。最後の最後まで何かにチャレンジしていたいというサッカー人生を送りたいと思っています」。

 「燃え尽きて辞めているかもしれない」——これはW杯後の引退示唆に他ならない。

 W杯という一点に照準を絞り、その先を「あまり考えていない」と言い切る姿は、清々しい反面、残酷でもある。現在のSTVVとの契約は2025/26シーズン終了後に満了。延長の公式発表は現時点でなし。欧州カップ戦出場が条件ならば、クラブが今季リーグ戦をどう終えるかが直接、谷口の去就を左右する。選手本人の意志もそうだが、クラブの成績も彼のキャリアを決める要素になる。果たして本人はW杯終了後にどのような決断を下すのだろか。