
プレミアリーグのリバプールでは、代表戦期間中に負傷者が相次ぎ、アルネ・スロット監督にとって頭の痛い状況となっている。クラブはインターナショナルブレイク前から、DFジョバンニ・レオーニの長期離脱とGKアリソン・ベッカーの負傷離脱という問題を抱えていたが、代表戦期間中にさらに3名の主力選手に新たなトラブルが発生した。
そのひとりが日本代表MF遠藤航で、10月10日と14日に開催のキリンチャレンジカップ2025の日本代表に招集されていたが、合流前にコンディション面の不安が判明し、参加を見送った。詳細は明かされていないものの、ハムストリングの張りが原因とみられている。
また、DFイブラヒマ・コナテはフランス代表での活動中にコンディションを証明できず途中帰国し、MFライアン・フラーフェンベルフもオランダ代表の試合でハムストリングの違和感を訴えて途中交代した。リバプールは20日にマンチェスター・ユナイテッドとの一戦を控えており、重要な局面で主力の状態が懸念されていた。
しかし、UKメディア『Rousing The Kop』によると、フラーフェンベルフと遠藤の両選手については前向きな見通しが立っているという。ジャーナリストのデイビッド・リンチ氏は、自身のコラムで「フラーフェンベルフは、ユナイテッド戦で先発出場する見込み」と伝えており、オランダ代表での交代はあくまで予防措置だったと説明している。
また同氏は、遠藤が代表活動を回避したのは「リスク管理による判断」だったとしており、森保一監督が10月の日本代表戦が親善試合のみであることを踏まえ、主将の起用を控えたと報じている。
一方で、コナテの復帰可否については依然として不透明だ。リンチ氏によれば、同選手はリバプールのトレーニングセンターで再検査を受ける予定で、間に合わない場合はDFジョー・ゴメスがセンターバックとして代役を務めることが予測される。
リバプールにとって、遠藤とフラーフェンベルフの復帰は大きな朗報となったようだ。
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