
プレミアリーグのアーセナルがリーグ首位争いを続けるなか、その下部組織から将来を嘱望される逸材が現れている。ミケル・アルテタ監督が率いるチームは、今2025/26シーズンイギリス国内でも最高レベルとの評価を受けており、同時に若手選手への注目度が高まっている。
UKメディア『Metro』によると、ラ・リーガのレアル・マドリードは、国際試合期間中にU-19イングランド代表の試合でプレーするアーセナル所属の選手を視察するため、スカウトを派遣したという。
その対象となったのは、15歳の攻撃的MFマックス・ダウマンだ。ダウマンはわずか15歳ながらイングランドU-19代表でトレーニングに参加しており、すでにアルテタ監督のトップチームでもプレーしている。
ダウマンは2025年8月にプレミアリーグデビューを果たし、チームメイトのMFイーサン・ヌワネリに次いでリーグ史上2番目の若さで出場した。多くの関係者がダウマンの将来に期待を寄せる中、同メディアは、9月に行われたU-19イングランド代表戦でのプレーが、ラ・リーガのレアル・マドリードのスカウトを「うっとりさせた」と報じている。さらにマドリードは、10月の代表ウィーク中にも再びスカウトを派遣し、現在合宿を行っているU-19イングランド代表を視察しているという。
ダウマンは現在クラブの育成選手として登録されており、17歳となる2026年12月31日まではプロ契約を結ぶことができない。アーセナルは、過去にマドリードからDFウィリアン・サリバへの関心を受けた際も獲得を阻止した前例がある。現時点でマドリードが、ダウマンの正式な獲得に動いているかは明らかではないが、アーセナルがこの神童の慰留にも全力を注ぐのは間違いないはずだ。
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