
3バックが活路、強みを生かせるか
とはいえ、高井にまったくチャンスがないわけではない。トッテナムが3バックを採用する試合では1枠増えるため、出場機会の扉が開かれる可能性がある。
高井はサイズと機動力を兼ね備え、ビルドアップ能力と1対1の対応力に優れる。2センターバックでも3センターバックでも高いパフォーマンスを発揮する。
出場機会を得るには、ドラグシンやダンソと同等以上の評価を勝ち取る必要があるが、練習で存在感を発揮できればベンチ入りの可能性も出てくる。
その一歩を踏み出せれば、システム変更や主力の負傷・疲労によるターンオーバーの際に、実戦でチャンスが巡ってくる。そこで真価を証明することができれば、さらに出場時間が延びてくるだろう。

W杯出場のカギは「クラブでの出場時間」
高井は、W杯直前に移籍することのリスクを理解したうえでトッテナム行きを決断した。ビッグクラブからのオファーが再び来る保証はなく、挑戦のタイミングとしては「今しかない」と判断したのだろう。
仮にクラブで出場機会が限られたとしても、コンディションを維持できれば代表入りの可能性は高い。しかし、コンスタントに試合に出場していない状態でW杯本番を迎えれば、試合勘やフィットネスに影響が出てパフォーマンスの精彩を欠きかねない。日本代表の森保一監督を納得させるためにも、クラブでの出場が不可欠だ。
北中米への道。今、真価が問われる
トッテナムでの序列を一段ずつ上げながら、再び日の丸のユニフォームをまといW杯の舞台に立てるか。クラブで結果を残し、代表でも不動の地位を築けるかどうか。その分岐点となるのが、冬の移籍ウインドーが開くまでの数カ月間だ。
北中米の地で世界と渡り合うために、今まさに高井の真価が問われている。
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