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田中碧、日本代表落選による移籍計画失敗?デュッセルドルフ幹部「現時点で…」

田中碧 写真:Getty Images

 フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属MF田中碧は、AFCアジアカップの日本代表メンバーから落選。DF板倉滉所属ボルシアMGをはじめブンデスリーガ(ドイツ1部)複数クラブからの関心が報じられる中、デュッセルドルフ幹部が田中の去就に言及した。28日、ドイツ紙『エクスプレス』が報じている。

 田中は昨季終了後、デュッセルドルフ幹部に移籍を直訴も残留。今季ここまでリーグ戦18試合に出場して4ゴール1アシストをマークしている。ただ一方で、今年1月1日の国際親善試合タイ戦でも先制ゴールを挙げるも、まさかのアジアカップ落選。すでにデュッセルドルフに再合流しており、21日に行われたリーグ戦再開初戦のヘルタ・ベルリン戦から2試合続けてフル出場している。

 デュッセルドルフと2025年6月まで契約を残す田中の去就を巡っては、『フースバル』など複数のドイツメディアがVfBシュツットガルト、ボルシアMG、SCフライブルク、アイントラハト・フランクフルトの関心を報じた一方、今冬残留との見方もある。

 移籍期間終了まで残り数日となる中、クリスティアン・ウェーバーSD(スポーツディレクター)は田中が今季いっぱいは残留すると踏んでいる模様。『エクスプレス』によると、同SDは「サッカーでは何事にも火の中に手を突っ込むことはできない。しかし、急を要することはない。とはいえ、移籍市場は常にサプライズに満ちている。現時点では、今後数週間から数ヶ月のうちに(他クラブは)彼の獲得が可能になるだろう」と語ったという。

 ただ一方で、ドイツ誌『ビルト』は今月18日に「アジアカップの日本代表メンバーから落選した中、調子を上げて戻ってきた。彼はシーズン後半戦のスタートダッシュに意欲的であり、今冬移籍を目的にもう一度自分をアピールしたいようだ」と、田中本人が思い描く移籍に向けての狙いを分析。

 デュッセルドルフのクラウス・アロフス取締役は「田中は1部リーグでプレーしたいとはっきり言ってきた。我々は彼の移籍の話題を無視するつもりはない」と語っているとのことだ。移籍ウィンドウ最終日までに1部リーグ所属クラブから正式オファーが届くか注目が集まる。