Jリーグ 愛媛FC

愛媛決勝ゴール直後にサポーター落下事故。J3沼津アウェイゴール裏の柵崩壊

愛媛FCのサポーター 写真:Getty Images

 愛媛FCは3日に行われた明治安田生命J3リーグ第9節で、アスルクラロ沼津相手に敵地で2-1と勝利。ただ試合終了間際にMF行友翔哉が勝ち越しゴールを決めた直後、アウェイゴール裏の柵が壊れて愛媛サポーターがピッチレベルに流れ込んだことが危険だと話題を呼んでいる。

 愛媛は16分にMF茂木駿佑のゴールで先制するも、35分に同点ゴールを献上。その後は一進一退の攻防となったが、88分に行友がゴールネットを揺らし、チームを勝利に導いた。しかし行友の勝ち越しゴール直後、愛媛の選手たちがアウェイゴール裏に駆け寄ると、サポーターが柵から身を乗り出しながら喜びを爆発。すると柵が壊れ、十数人がピッチレベルに落下した。

 このシーンは瞬く間にツイッター上で拡散されると、「これは危ない」、「笑い事ではない」、「ヒルズボロの悲劇みたい」、「選手たちが巻き添え喰らわなくて良かった」、「サポーターは怪我大丈夫かな…」という声が。「柵を跨いで応援するのがダメ」、「終盤の逆転劇だし、興奮するのは分かるけど…」と愛媛サポーターに対するコメントも見られる。

 同時にコンクリートと柵の埋め込み部分の画像も拡散。「人が寄りかかったり乗っかったりすること前提では作ってなさそう」、「根元が錆びている」、「埋め込みが浅すぎるし、運営の過失かな」、「整備不良だから沼津に罰則じゃないかな」という指摘が飛んでいる。

 なお沼津のホームスタジアムである愛鷹広域公園多目的競技場は1996年に開場した陸上競技場。2023年にJ3リーグのライセンスが交付されたばかりであり、J1リーグ、J2リーグ参入の基準を満たしていない。