Jリーグ ヴィッセル神戸

東京V、神戸リンコン獲得へ交渉進める!母国へのレンタル移籍打ち切り

リンコン 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸からブラジル1部昇格組クルゼイロへレンタル移籍していた元U20ブラジル代表FWリンコン(22)は、クルゼイロへのレンタル移籍打ち切りが確実であり去就不透明とみられている。そんな中、ここにきて東京ヴェルディ移籍の可能性が浮上している。

 ブラジルメディア『SBT Rio』のジャーナリストは今月5日、リンコンの去就について「リンコンは日本国内の他クラブへ移籍する可能性がある。東京ヴェルディはこのブラジル人選手の獲得に向けて交渉中だ。今季のヴィッセル神戸の構想から外れている」と伝えている。

 東京ヴェルディの攻撃陣ではFW佐藤凌我(23)がアビスパ福岡へ完全移籍したほか、FW染野唯月(21)が鹿島アントラーズへ復帰。一方で昨年12月には、オランダ1部スパルタ・ロッテルダムからFWマリオ・エンゲルス(29)を完全移籍により獲得している。

 リンコンは来日1年目の2021シーズンから負傷離脱もあり出場機会が限られると、昨年8月にクルゼイロへ1年半のレンタル移籍により加入。しかしクルゼイロでもレギュラー定着とは至らず、昨年末の時点でクルゼイロが確実と報じられていた。

 なおヴィッセル神戸とリンコンの契約内容については「年俸80万ドル(約8300万円)による3年契約、2年間の契約期間延長オプション付き」と報じられている。またヴィッセル神戸はリンコン獲得により、ブラジル1部CRフラメンゴに移籍金やボーナスなど総額300万ドル(当時約3億3000万円)を支払ったとみられている。