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ギアクマキスが浦和のオファー熟考?MLSアトランタ移籍合意報道も…

ギオルゴス・ギアクマキス 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・浦和レッズは、セルティック所属のギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(28)を巡る争奪戦でMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)アトランタ・ユナイテッドに敗れたと報じられている。しかし、現地では今月1日時点で同選手のアトランタ・ユナイテッド移籍が確実ではないという見方が広まっている。

 英紙『スコッツマン』は「ギアクマキスが(欧州の)移籍ウィンドウ閉鎖後もセルティックの選手であり続ける理由と今後の展開」と見出しをうち、同選手の去就を特集。

 「彼はここ数週間にわたってアトランタ・ユナイテッドや浦和レッズと交渉してきたが、1月31日深夜の期限を迎える前にどちらの移籍も決まらなかった。ただMLSのクラブの移籍ウィンドウは今後12週間は開いており、日本も3月末までだ。交渉は進行中であり、すべてがうまくいけばセルティックを去り、アメリカか日本への移籍を完了させるだろう」と綴っている。

 そして今月1日時点での交渉状況について「アトランタが争奪戦を制したと考えられている。しかし複数メディアの報道によると、ギアクマキスは依然として2つのオファーについて熟考を重ねているとのこと。今シーズンのMLSは2月25日、Jリーグは2月17日に開幕するので、彼が決断を下すまでまだ時間はある」とリポート。浦和レッズ移籍の可能性が残っているというのだ。

 ギアクマキス争奪戦の行方については、ギリシャメディア『SDNA』が先月27日にセルティックがアトランタ・ユナイテッドからのレンタル移籍による獲得オファーを拒否したと報道。「ギアクマキスは浦和レッズ移籍に向かっている。彼はオランダの首都アムステルダムでのメディカルチェックを通過した」と伝えたことから、浦和レッズ移籍がほぼ確実とみられていた。

 しかし移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は28日、「アトランタ・ユナイテッドは現在、ギアクマキスの浦和レッズ移籍をハイジャックしようとしている。470万ドル(約6億1000万円)によるオファーを提示。セルティックはこれを受け入れた」とツイート。

 『SDNA』も30日になって「ギアクマキスはアトランタ・ユナイテッドへ移籍する。今後数日以内に公式発表が行われる」と報道。セルティックとの合意内容について「移籍金350万ポンド(約5億6000万円)、ボーナス80万ポンド(約1億3000万円)」と伝えていた。