Jリーグ 柏レイソル

柏移籍報道も。“オルンガ2世”大型オランダ人FWフロートの去就を幹部説明

ジェイ=ロイ・フロート 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・柏レイソルは、デンマーク1部ヴィボーFFからオランダ人FWジェイ=ロイ・フロート(24)を獲得することが確実と報じられている。そんな中、ヴィボーFFの幹部がフロートの去就に言及。欧州の移籍ウィンドウ最終日には同選手の後釜確保にも成功している。

 オランダメディア『VOETBAL』は1月26日、関係者の話として「フロートの柏レイソル移籍が決定した」と報道。柏レイソルとヴィボーFFが移籍金およそ200万ユーロ(約2億8000万円)で合意に達したと伝えた一方で「彼はこれからメディカルチェックを受けなければならず、その後契約書にサインをする。移籍の手続きにやや時間を要する見込みだ」としていた。

 1月31日時点で両クラブからの公式発表がない中、ヴィボーFFのマネージング・ディレクターを務めるモルテン・イェンセン氏は、デンマーク誌『ティプスブラデット』のインタビューに対応。

 今年6月に契約満了を迎えるフロートの現状について「基本的に、我々としては彼との長期契約締結を望んでいたが、契約延長の可能性はない」

 「彼にはいくつかのオプションがある。もちろん、すぐに最終的な説明があるはずだ。いずれにせよ、今日(1月31日)には明らかになる」と語っていた。

 するとイェンセン氏がインタビューに応じた数時間後に、ヴィボーFFはポルトガル2部CFエストレラ・アマドーラ所属FWパウリーニョと、ECアグア・サンタ所属FWヘナト・ジュニオールの獲得を公式発表。

 地元テレビ局『TV2』が「彼らは日本へ移籍するジェイ=ロイ・フロートの代役を務めるはずだ」と伝えていることから、フロートの柏レイソル移籍は既定路線とみられる。

 身長193cmで右利きのフロートは、かつてオランダの年代別代表に選出されたストライカー。過去にプレミアリーグのリーズ・ユナイテッドやオランダ1部フィテッセなどに在籍しており、2021年7月からヴィボーFFでプレーしている。

 また2022/23シーズンはここまでデンマーク1部でリーグ戦全17試合に先発出場。9ゴール3アシストと結果を残している。かつて柏レイソルで身長190cm超えのケニア代表FWマイケル・オルンガ(28)が活躍していただけに、フロートにかかる期待は大きくなるばかりだ。