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浦和劣勢・MLSアトランタ移籍濃厚も…ギアクマキス争奪戦に欧州勢加わる

ギオルゴス・ギアクマキス 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・浦和レッズは、MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)アトランタ・ユナイテッドとセルティック所属のギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(28)争奪戦を展開。28日になってアトランタ・ユナイテッド移籍に傾いているが、ここにきてベルギー1部アンデルレヒトも同選手獲得に動いているようだ。

 『SDNA』をはじめ複数のギリシャメディアは27日、セルティックがアトランタ・ユナイテッドからのレンタル移籍による獲得オファーを拒否したと報道。「ギアクマキスは浦和レッズ移籍に向かっている。彼はオランダの首都アムステルダムでのメディカルチェックを通過した」と伝えたことから、浦和レッズ移籍がほぼ確実とみられていた。

 しかし移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は28日、「アトランタ・ユナイテッドは現在、ギアクマキスの浦和レッズ移籍をハイジャックしようとしている。470万ドル(約6億1000万円)によるオファーを提示。セルティックはこれを受け入れた」とツイート。

 アトランタ・ユナイテッドの提示額が浦和レッズの400万ユーロ(約5億6000万円)を上回っていることから、一転してアトランタ・ユナイテッドが争奪戦で優位に立っている。

 そんな中、フランスメディア『ガゼッタ・エクスプレス』は、「アンデルレヒトがギアクマキスについてセルティックに問い合わせた。浦和レッズやアトランタ・ユナイテッドとの争奪戦を制する可能性がある」と報道。アンデルレヒトは具体的なオファーこそ提示していないものの、すでに交渉を進めているという。

 またアンデルレヒトは、今月24日にFWファビオ・シルバ(20)を放出。シルバの後釜候補としてギアクマキスの獲得に動いているとのことだ。

 なお『SDNA』の記者であるアンソニー・ジョセフ氏は、アトランタ・ユナイテッドの提示額を「最大430万ポンド(約6億9000万円)」とリポート。「両クラブはまだ交渉中」と、ギアクマキスのアトランタ・ユナイテッド移籍が確実ではないとの見方を示している。