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MLS移籍報道・横浜FM高丘陽平の獲得反対論噴出!現地「奇妙な批判が…」

高丘陽平 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・横浜F・マリノス所属のGK高丘陽平(26)は、MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)所属バンクーバー・ホワイトキャップス移籍の可能性が報じられている。ただ現地では、同選手の獲得の是非を巡って論争が繰り広げられているようだ。

 米メディア『ESPN』は今月22日、米サッカー関係者の話として「バンクーバー・ホワイトキャップスは、高丘陽平に対してオファーを提示した」とリポート。同選手と横浜F・マリノスの契約期間を「2024年1月まで」と伝えていた。

 すると米メディア『SBネイション』は、「高丘陽平は2022シーズン、Jリーグトップのゴールキーパーであり、MLSでも正守護神として信頼可能なクオリティを兼ね備えている。(現在バンクーバー・ホワイトキャップスに所属する)トーマス・ハサルのアップグレードしたような存在だ」と評価している。

 ただ『SBネイション』によると、現地サポーターからは「背が低すぎる」ことを理由に高丘陽平の獲得を見送るべきだという意見が噴出しているとのこと。同選手の身長は182cmであり、トーマス・ハサルよりも6cm低いにしかすぎない。

 また『SBネイション』は、バンクーバー・ホワイトキャップス在籍経験のあるゴールキーパーと高丘陽平を比較。2021シーズンまで在籍していたカナダ代表GKマクシム・クレポー(28)の身長が185㎝であることを紹介した上で「高丘陽平に対する奇妙な批判だ。もし身長が移籍実現への障壁となるならば、彼はこれほど高いレベルには到達していなかったはずだ」と綴っている。

 なおバンクーバー・ホワイトキャップスは、2022シーズンのMLSウェスタン・カンファレンスで12勝7分15敗。14クラブ中9位という結果に終わったほか、チーム全体の失点数は「57」とリーグで2番目に多かった。

 またトーマス・ハサルは2022シーズンのリーグ戦で17試合に出場。5試合で無失点に抑えた一方、27失点と不甲斐ない成績に終わっている。