明治安田生命J1リーグの柏レイソルは、かつてミランなど欧州クラブから関心を寄せられていたブラジル代表MFルーカス・リマ(32)獲得の可能性が取りざたされている。同選手にはブラジル国内クラブも関心を寄せているが、現時点で柏レイソルが争奪戦で優位に立っているようだ。
ルーカスは昨年12月、レンタル移籍期間満了によりブラジル1部フォルタレーザECを退団。レンタル元であるブラジル1部パルメイラスとも契約満了となり、今は無所属状態となっている。
またブラジルメディア『ランセ』は今月3日に「彼は柏レイソルと交渉を進めている」と報道。同選手はすでに中東移籍を拒否しているが、ブラジルメディア『UOL』は18日に「ブラジル国内クラブとJリーグクラブからオファーが届いているが、まだ去就は不透明だ」と伝えていた。
するとブラジルメディア『Fanaticos』は19日、ルーカスの去就に関する現状を整理。同選手の獲得に動いているクラブとしてブラジル1部ゴイアス、ブラジル4部シアノルテFC、柏レイソルの3クラブを挙げている。
また選手サイドの意向について「ルーカスは、サポーターからの圧力が比較的低いクラブでプレーすることを望んでいる」とリポート。ブラジル国内移籍の場合は減俸必至とした上で「ルーカスの移籍先として最も可能性が高いのは、高額年俸を受け取り、マスコミやサポーターからプレッシャーをかけられることもない柏レイソルだ」と綴っている。
ルーカスはSCインテルナシオナルやサントス、パルメイラスなどブラジル国内の複数クラブでプレー。2015年にはミランやレアル・マドリード、バルセロナなど欧州ビッグクラブからの関心が報じられたほか、ブラジル代表にも選出。代表では2016年のコパ・アメリカ(南米選手権)など14試合に出場したが、2017年1月を最後に招集されていない。
また2021年8月から昨年12月まで、パルメイラスからのレンタル移籍によりフォルタレーザECに在籍。攻撃的MFとしてフォルタレーザEC加入当初はスタメンでの出場機会を確保していたが、昨年7月以降はベンチ要員に降格していた。
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