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「香川真司や南野拓実の後を…」C大阪・北野颯太にドイツから熱視線!

北野颯太(写真左) 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・セレッソ大阪所属のU19日本代表FW北野颯太(17)には、すでに欧州クラブからの関心が伝えられている。その中ドイツメディア『シュポルト1』は同選手を欧州で通用する逸材として高く評価した。

 北野颯太は今年2月18日に2種登録選手となると、1週間後にプロ契約を締結。元日本代表MF香川真司(33)やFW柿谷曜一朗(32)に次いで3番目の若さでのプロ契約に注目が集まる中、3月2日のYBCルヴァンカップ・グループステージ第2節・鹿島アントラーズ戦で初ゴールをマーク。日本代表FW南野拓実(27)の持っていたクラブ史上最年少得点記録を塗り替えている。

 さらに同選手は先月、U19日本代表の一員として第48回モーリスレベロトーナメント(旧トゥーロン国際大会)に出場。初戦のアルジェリア戦でゴールを決めると、その後のグループステージ2試合でもプレーしていた。

 そんな北野颯太については、アルジェリア戦でフランス2部シャモア・ニオールFCのスカウト陣が視察に訪れたと報じられていた。しかしフランスメディア『20minutes』は「(フランス2部クラブにとって、)キタノはすでに手の届かない存在になっている」と見解を述べていた。

 すると『シュポルト1』は23日、北野颯太に関する特集記事を掲載。「元ドルトムントのスーパースター香川真司や、リバプールからASモナコに移籍したばかりの南野拓実は、セレッソ大阪でプロの第一歩を踏み出し、ヨーロッパに舞台を移した。そして今、17歳の北野颯太が香川真司や南野拓実の後を追おうとしている」と同選手の欧州移籍の可能性に言及している。

 また北野颯太のプレースタイルについては「彼は日本人のオフェンシブプレーヤーの原型である。身長172cmと小柄ながら、キビキビとしたドリブルで相手ディフェンスを切り裂き、パスのうまさも際立っている」

 「ボールを持たない場面で攻守の切り替えをする時にまだ弱さが見られるが、その欠点を解消するための学習意欲が非常に高く、最高レベルでも評価されている」と解説。日本国内やU19日本代表での活躍を紹介した上で「そう遠くない将来、この若きスターがヨーロッパで永遠に賞賛されるようになっても不思議ではない」と期待を寄せている。

 くわえて「セレッソ大阪は、攻撃的なタレントを定期的に輩出している。日本サッカー界において、特に攻撃的なタレントの工場と言われている。北野颯太を筆頭に、次世代のワンダーボーイがセンセーションを巻き起こす準備を整えている」と、セレッソ大阪から欧州挑戦を果たす選手が多いことにも触れている。

 なお北野颯太は、今季ここまでJ1リーグで12試合に出場しているほか、YBCルヴァンカップ・グループステージでは6試合中5試合に出場して3ゴールをあげている。