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C大阪タガートの移籍金は高額?神戸ムゴシャの2倍以上と韓国報道

アダム・タガート 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪は2020年12月、Kリーグ1(韓国1部)の水原三星からオーストラリア代表FWアダム・タガート(29)を完全移籍により獲得している。その時の両クラブの取引内容を韓国メディア『ネイト』が報じた。

 タガートは2019年2月にAリーグ(オーストラリア1部)のブリズベン・ロアーから水原三星へ完全移籍すると、来韓1年目からリーグ戦で20ゴールをあげて得点王のタイトルを獲得。2020シーズンも9ゴールをあげ、シーズン終了後にセレッソ大阪へ完全移籍している。

 Kリーグ1でゴールを量産する外国籍ストライカーでは、仁川ユナイテッドに所属するモンテネグロ代表FWステファン・ムゴシャ(30)のヴィッセル神戸移籍がほぼ確実とみられている。また韓国国内の複数メディアは、ヴィッセル神戸が仁川ユナイテッドに支払う移籍金が100万ドル(約1億3500万円)と伝えている。

 『ネイト』は26日、Kリーグ1の外国籍ストライカーが韓国国外に流出している現状に関する特集記事を掲載。その中で、セレッソ大阪がタガート獲得の際に、水原三星に移籍金として300万ドル(当時約3億900万円)を支払ったことを紹介し、ヴィッセル神戸がムゴシャを格安で獲得したとの見方を示している。

 なおタガートは昨季、東京五輪開催による中断期間後からスタメンに定着していたものの、昨年10月27日の天皇杯準々決勝・名古屋グランパス戦で左ヒザ前十字じん帯を損傷。母国オーストラリアで手術を行い、リハビリに励んでいた。

 そして今年4月13日のYBCルヴァンカップ・グループステージ第4節・鹿島アントラーズ戦で復帰すると、5月以降はリーグ戦ほぼ全試合に出場。FIFAワールドカップ・カタール大会プレーオフのオーストラリア代表メンバーにも選出されている。