プレミアリーグ

通なら押さえたい!プレミアリーグ最終節3つの注目ポイント【2021/22】

リーズ・ユナイテッド FWハフィーニャ 写真:Getty Images

稀に見る三つ巴の残留争い

2021/22シーズンのプレミアリーグは、残留争いが非常に興味深い。例年最終節を待たずに降格が確定することが多いが、今シーズンは最終節までもつれる大混戦だ。

既にノリッジ・シティとワトフォードの2部チャンピオンシップ降格が決まったが、残り1枠を巡り現在バーンリー(勝ち点34)、リーズ・ユナイテッド(勝ち点35)、そしてエバートン(勝ち点:36)が争いを繰り広げている。

最終節、バーンリーはホームでニューカッスル・ユナイテッドと、リーズはアウェイでブレントフォードと、エバートンはアウェイでアーセナルとそれぞれ対戦する。どれも勝ち点を獲得するためには一筋縄ではいかない。

また最終節含め2試合を残すバーンリーとエバートンは、まだ脱出できるチャンスは高いだろう。ミッドウィーク(5月20日)に行われるエバートン対クリスタル・パレス(第33節)、アストン・ビラ対バーンリー(第18節)は非常に重要な試合になる。

降格可能性では、バーンリーが45.93%、リーズが45.84%、エバートンが8.11%(データはSquawka)。バーンリーとリーズのどちらかが降格するのではないかと予想している。3クラブ共にシーズン途中で監督交代を迫られた中で、生き残るのはどのクラブなのか注目が集まる。


リバプール ユルゲン・クロップ監督 写真: Getty Images

マンCかリバプールか、優勝の行方

最後はやはり首位マンチェスター・シティとリバプールの優勝争いについて触れたい。最終節を前に両者の勝ち点差はたった1ポイント。

わずかにリードしているシティは、アストン・ビラ戦で勝利を収めることができれば文句なしの優勝を手にすることができる。2連覇がかかった重要な1戦となるが予断を許さない状況だ。対するリバプールは逆転優勝をするためにはウルブス戦での白星は必須。シティの結果次第で運命が決まる構図だ。

思えば2018/19シーズンも同じ展開だった。残り5試合を残して両クラブの勝ち点差は1ポイント。驚くことに、どちらも残り5試合すべて勝利し僅差のままシティ優勝という結末を迎えている。そうした過去を振り返っても「4冠」というビッグプロジェクトを掲げるリバプールは、モチベーション高く試合に入ることができるだろう。

またシティと対戦するアストン・ビラには、バルセロナからの完全移籍を発表したフェリペ・コウチーニョや、リバプールのレジェンドであるスティーブン・ジェラード監督などがおり、リバプールに加勢する雰囲気が仕上がっている。歴史あるクラブに携わった彼らの奮起にも期待したいところだ。

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名前:秕タクオ

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サッカー観戦が日課のしがないサラリーマンです。かれこれ人生の半分以上はサッカー観戦に明け暮れ、週末にはキルケニー片手にプレミアリーグやJリーグにかじりついています。

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