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冨安健洋にユベントス移籍の噂!キエッリーニの後釜候補も移籍金高騰か

冨安健洋 写真:Getty Images

 アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋(23)は、イタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニ(37)の後継者としてユベントスに移籍する可能性があるようだ。15日、イタリアメディア『カルチョメルカート』が伝えている。

 冨安健洋はセリエA(イタリア1部)のボローニャで安定感抜群のパフォーマンスを見せると、昨年8月にアーセナルへ移籍金1700万ポンド(約25億5000万円)により完全移籍。加入直後からプレミアリーグ15試合つづけて先発出場するなど、右サイドバックでレギュラーに定着していた。

 その後、今年1月20日開催のカラバオカップ(イングランドのリーグカップ戦)準決勝2ndレグ・リバプール戦で右ふくらはぎを負傷。長期離脱を強いられていたが先月23日のプレミアリーグ第34節・マンチェスター・ユナイテッド戦で復帰すると、直近のリーグ戦2試合では左サイドバックでフル出場している。

 一方、キエッリーニは15年以上にわたりユベントスでプレー。9度のリーグ優勝をはじめ、チームリーダーとして数多くのタイトル獲得に貢献していた。また、2019年8月に右ひざ前十字靭帯断裂の大怪我を負ったものの復活。今季はキャプテンを務める中、リーグ戦14試合で先発出場していたが、今季限りでの退団を明言している。

 その中『カルチョメルカート』は「わずか1年でセリエA復帰か。(マッシミリアーノ・)アッレグリがトミヤス獲得を望んでいる」という見出しをうち、「ユベントスはキエッリーニとディバラが今シーズン限りで退団する。来シーズンにむけて移籍市場における数多くのオプションの中から、彼らにかわる最高の選手を獲得する必要がある。日本人のセンターバックであるトミヤスは、アッレグリ監督のファンタジーを刺激した」と報道。冨安健洋がユベントスの獲得候補に含まれていることを伝えている。

 ただ一方で同選手獲得の実現性について「トミヤスはアーセナルサポーターの共感を得ており、かけがえのない『ガナー(アーセナルサポーターの愛称)』となっている。わずか1年でのセリエA復帰実現の可能性には疑問符がつく」と主張。

 くわえて予想される移籍金については「2500万ユーロ(約33億7000万円)をはるかに上回っており、高騰している。経営陣にとって大きな負担となる」と見解を示している。