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横浜FC復帰は…小川慶治朗の豪州1部クラブ退団が正式決定

小川慶治朗 写真:Getty Images

 Aリーグ(オーストラリア1部)のウェスタン・シドニー・ワンダラーズは14日、明治安田生命J2リーグの横浜FCから期限付き移籍により加入していたFW小川慶治朗(29)の退団を公式発表した。

 同選手は昨年10月15日に横浜FCからウェスタン・シドニーへ今年6月までのレンタル移籍により加入。11月上旬にチームに合流すると、11月20日のAリーグ2021/22シーズン開幕節・シドニーFC戦でデビューしていた。

 そんな小川慶治朗は両ウイングや2トップの一角など前線の複数ポジションを任せられる中、リーグ戦26試合中17試合で先発出場。しかしチームは12クラブ中10位という成績で今季を終えていた。また、今月13日開催のオーストラリア国内カップ戦・プレーオフのブリズベン・ロアー戦でも1-3と敗北。小川慶治朗はこの試合で後半途中からピッチに立っていた。

 ウェスタン・シドニーは今季の全日程を終えて、小川慶治朗やスペイン人GKトマス・メヒアス(32)を含む6選手の退団を発表。「6名の選手の貢献に感謝するとともに、彼らの今後の活躍を願う」と声明を出すとともに、小川慶治朗について「レンタル契約を終了することになった」と説明している。

 一方、かつてマンチェスター・シティやエバートンでプレーしていた元イングランド代表MFジャック・ロドウェル(31)は今回の退団選手一覧に含まれていない。

 なお小川慶治朗のレンタル元である横浜FCは、四方田修平新監督のもと開幕から好調を維持。直近5試合は未勝利であるが15試合を終えて29ポイントを獲得。首位のアルビレックス新潟や2位ベガルタ仙台と勝ち点で並んでいる。ウェスタン・シドニー退団が決まった小川慶治朗が今季の横浜FCの構想に含まれているか気になるところだ。