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「日韓W杯で審判が味方だった」同組・韓国代表にウルグアイ紙痛烈皮肉!

2002年日韓W杯の韓国代表メンバー 写真:Getty Images

 韓国代表はFIFAワールドカップ・カタール大会のグループステージでウルグアイ代表、ポルトガル代表、ガーナ代表と対戦することが決まっている。その中、スペイン紙『エル・パイス』のウルグアイ版が2002年開催の日韓W杯で八百長疑惑をかけられた韓国代表を批判している。

 韓国代表は2002年の日韓W杯でポルトガルやイタリア、スペインなどを下し、アジア勢で初となるベスト4入りを果たしていた。しかし、決勝トーナメント1回戦・イタリア戦や準々決勝・スペイン戦など複数の試合での誤審疑惑が浮上。イタリア戦で主審を担当していたバイロン・モレノ氏が2019年に母国エクアドルメディアのインタビューで誤審を認めたほか、昨年1月には日韓W杯でスペイン代表を率いていたホセ・アントニオ・カマーチョ氏が審判団が韓国側に買収されている可能性があると主張していた。

 そんな韓国代表はカタールW杯アジア最終予選・グループAを2位で終えて本大会出場権を獲得。日本時間2日に行われた抽選会の結果、グループHでウルグアイ代表などと同居している。

 ウルグアイ国内で発行されている『エル・パイス・ウルグアイ』は今月3日、対戦相手3か国の過去W杯における成績や今大会の注目選手を紹介。その中、韓国代表について「1986年のメキシコW杯以来、つねに予選を通過しているため、少なくとも継続性という観点ではアジアのサッカー大国のひとつである」

 「だが、2002年の日韓W杯はホームで戦った上に、誤審を下した審判が味方だったため、4位まで勝ち進んだ」と記述。日韓W杯で韓国側に有利な判定があったと説明するなど、韓国代表に対して冷たい視線を向けている。

 また、ウルグアイ代表対韓国代表の過去成績について「1990年のイタリアW杯で韓国代表はまだ新興勢力だったため、ウルグアイ代表相手にもはやチャンスはなかった。だが、2010年の南アフリカW杯で韓国代表は高い目標を掲げてベスト16まで勝ち進み、ウルグアイ代表の多くの問題を引き起こした」と綴っている。

 そしてカタールW杯における韓国代表メンバーについては「ほとんどの選手が韓国リーグでプレーしているが、トッテナムに所属するソン・フンミンをはじめ、ヨーロッパでプレーする選手もいる」と解説している。

 なお、韓国代表とウルグアイ代表はW杯本大会以外にも国際親善試合で4度対戦しており、韓国代表の1勝3敗となっている。日韓W杯における韓国代表の審判団買収疑惑は、今でもなお日本や欧米を中心に多くの国々で後世に語り継がれているようだ。