Jリーグ

【Jリーグ2022】2月に大活躍した11選手

齋藤功佑(左)古賀太陽(右)写真:Getty Images

明治安田生命Jリーグ2022シーズンが開幕した2月は、J1リーグの第1節、第2節と第9節の一部、J2リーグの第1節、第2節が行われた。ここでは月初めに、前月のJリーグで特に活躍した選手11名を取り上げ紹介していく。J3リーグはまだ開幕していないため、2月はJ1から6名、J2から5名をピックアップした。

退場者が多く出るなど波乱があったJ1では、柏レイソルが開幕から唯一の2連勝で首位。3試合を消化している川崎フロンターレ、1勝1分の清水エスパルスがその後に続いている。J2も同様に、開幕から2連勝しているのは横浜FCのみ。今年も混戦模様で、2位にファジアーノ岡山、3位に東京ヴェルディがつけている。


柏レイソル DF古賀太陽 写真:Getty Images

GK上福元直人(J1・京都サンガ)

“神”福元こと上福元直人が、新天地の京都サンガで抜群の働きをみせている。今季、12年ぶりのJ1リーグ復帰となった京都サンガは開幕戦で浦和レッズを無失点に抑えて勝利。その立役者の1人として、この試合で数多くのビッグセーブを披露した。第2節でもセレッソ大阪の清武弘嗣、北野颯太らの決定的なシュートをセーブし、勝ち点奪取に貢献している。

DF古賀太陽(J1・柏レイソル)

センターバック(CB)もサイドバック(SB)も難なくこなせるユーティリティ性を魅力の1つとする柏レイソルの古賀太陽。今季はここまでCBとしてDF陣の中心を担っている。さらに守るだけでなく攻撃の第1歩の役割をこなしており、2試合ともにパス数が多く成功率も高い。東京オリンピック出場は逃したが、着実な成長をみせている。

MF稲垣祥(J1・名古屋グランパス)

元々守備力に優れたボランチだが、昨年8得点を挙げたように近年得点力が向上している名古屋グランパスの稲垣祥。その真骨頂を第1節のヴィッセル神戸戦から見せてくれた。チームトップとなる9回のタックルなどで神戸の攻撃を食い止めつつ、23分にはゴール前に駆け上がり仙頭啓矢のシュートのこぼれをプッシュ。貴重な決勝ゴールを決めてみせた。対戦相手の状況によって1試合しか消化していないが、十分なインパクトを残している。

清水エスパルス FW鈴木唯人 写真:Getty Images

FW鈴木唯人(J1・清水エスパルス)

2試合で2得点を挙げ、3位につける清水エスパルスを牽引する活躍をみせている鈴木唯人。特に第1節の北海道コンサドーレ札幌戦で同点に追い付いた際の、トラップからシュートまでの流れは美しささえ感じるものだった。スピード、コース取り、積極性。20歳にしてすでにドリブラーとしての資質を兼ね備えた鈴木は、Jリーグの新たなスターとなる可能性十分だ。

FW仲川輝人(J1・横浜F・マリノス)

2月の全試合終了時点で3得点。得点ランキングトップに立っている横浜F・マリノスの仲川輝人。川崎フロンターレ戦の78分、カットインから右足で巻いたシュートはシーズンを振り返る際にも登場するであろう、素晴らしいものだった。スプリント数が非常に多く、表情からも今季にかける強い気持ちが感じられる。

FW上田綺世(J1・鹿島アントラーズ)

第1節のガンバ大阪戦から印象的な2ゴールを決めた鹿島アントラーズの上田綺世は、さらなる進化を予感させている。1点目は腰をひねって逆サイドへ強烈なシュート。Jリーグでなかなかお目にかかれない一撃で早速シーズン初得点を記録すると、2点目はパスを受けてからシュートまでの素早さでストライカーとしての質の高さを見せた。年々得点数を増やしており、今季はどこまで積み重ねられるのか期待が集まる。

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名前椎葉 洋平
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