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元日本代表監督・西野朗氏就任の噂も…タイ1部クラブが日本人指導者招へいへ

西野朗 写真提供:GettyImages

 FIFAワールドカップ・ロシア大会で日本代表を率いた西野朗氏は、タイ国内クラブで指揮する可能性が噂されていた。その中、タイメディア『サイアムスポーツ』は25日、タイ・リーグ1(タイ1部の)BGパトゥム・ユナイテッドが日本人監督の招へいする見通しであると報じている。

 BGパトゥム・ユナイテッドは今季序盤からブリーラム・ユナイテッドやバンコク・ユナイテッドなどと上位争いを展開。リーグ戦18試合終了時点で勝ち点30を獲得しており、首位のブリーラム・ユナイテッドから8ポイント差の4位につけている。

 ただ、チームは昨年11月13日開催の第12節・サムットプラカーン・シティ戦を最後にリーグ戦6試合つづけて未勝利と苦戦。クラブは今月17日にドゥシット・ジャルムセーン監督の解任を公式発表しているが、22日の第18節・ノーンブワ・ピッチャヤ戦でも1-1のドローに終わっていた。

 その中、『サイアムスポーツ』の報道によると、BGパトゥム・ユナイテッドはジャルムセーン監督の後任として日本人指導者を招へいすることがほぼ確実であるとのこと。タイ入国後に隔離期間が設けられていることもあり、新監督に関する公式発表は来月に行われるものとみられる。

 また、現地では昨年7月までタイ代表を率いていた西野朗氏によるタイ国内クラブ指揮の可能性が取りざたされていた。しかし、『サイアムスポーツ』はBGパトゥム・ユナイテッドの新監督が同氏ではないと伝えている。

 なお、西野朗氏はFIFAワールドカップ・ロシア大会終了後に日本代表監督を退任すると、およそ1年後の2019年7月からタイ代表を指揮。しかし、FIFAワールドカップ・カタール大会2次予選での敗退をうけて昨年7月末に解任となっていた。

 その後、同氏はしばらくタイ国内にとどまり、昨年11月に帰国。タイのスワンナプーム国際空港から出発する際には、現地メディアの取材に対して今後タイ国内クラブからのオファーが届いた場合には前向きに検討することを明かしていた。