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元G大阪アデミウソン「中国移籍は正しかった」他クラブからのオファーも告白

アデミウソン 写真提供:Gettyimages

 かつて明治安田生命J1リーグのガンバ大阪でプレーしていたブラジル人FWアデミウソン(27)は、中国2部の武漢三鎮で過ごしたシーズンを振り返った。23日、ブラジルメディア『terra』が伝えている。

 アデミウソンは2015年2月にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のサンパウロから横浜F・マリノスへ移籍する。翌2016年にガンバ大阪へ加入すると、前線の主力に定着。昨季も新型コロナウイルス感染拡大により変則日程となる中で好調を維持していた。しかし、昨年10月末に酒気帯び運転をしていたことにより、道路交通法違反等の容疑で大阪地検に書類送検。事態を重く見たガンバ大阪は、昨年末に同選手との契約解除に踏み切っていた。

 その後、アデミウソンはブラジル国内クラブからオファーが届いていたものの、今年2月末に武漢三鎮へ移籍。中国2部リーグの開幕節でいきなりゴールを決めると、前線でレギュラーに定着。数試合つづけてベンチ外となる時期もあったが、21試合に先発出場して11ゴールをあげるなど、クラブの2部優勝、1部昇格に大きく貢献した。

 そんなアデミウソンはブラジルメディアのインタビューに対応。中国での1年目について「武漢の歴史において最も大きなタイトルであり、その一員であったことがとてもうれしいね。この挑戦を受け入れる前は、他のクラブに行く選択肢もあった。まわりにいる多くの人々からは『中国2部のクラブに行くのはベストな選択ではない』と言われた。だけど、僕自身このプロジェクトを信じていたね。とても強力なチームが結成されることは知っていたし、中国移籍という選択が正しかったと思えるようになったよ」と語っている。

 また、武漢三鎮が中国スーパーリーグの舞台で来季を戦うことについては「2部と1部では技術面で差が大きいことは理解している。だけど、ここにはスーパーリーグですでにプレーしている選手もいるし、良いメンバーで構成されているよ。(スーパーリーグは)初めてだけど、準備は万端だし、必ずや上位に食い込むことができると信じている」と自信を覗かせた。