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南野拓実にプレミア他クラブ移籍の噂が!リバプールの“英雄”ジェラードの去就次第か

南野拓実 写真提供: Gettyimages

 リバプールに所属する日本代表FW南野拓実(26)は、先月末から徐々に出場機会を増やしているものの、依然としてチーム内で厳しい立場に置かれている。その中、イギリスメディア『デイリースター』は10日、同選手がプレミアリーグの他クラブに移籍する可能性を報じた。

 南野拓実は先月27日開催のカラバオ・カップ(EFLカップ:イングランドのリーグカップ戦)ラウンド16・プレストン戦で先制ゴールをマーク。そして先月30日には第10節・ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン戦で後半途中から出場。今季初めてプレミアリーグの舞台に立つと、今月3日のアトレティコ・マドリード戦でも途中出場しているが、プレミアリーグではここまで一度も先発メンバーに名を連ねていない。

 一方、イギリス・リバプールの地元紙『リバプールエコー』は、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノ(30)がアトレティコ・マドリード戦で負傷退場し、4週間以上の戦線離脱が見込まれることから、フィルミーノの代役に南野拓実を指名。今後、同選手の出場機会が増えると予想している。

 しかし、『デイリースター』の報道によると、アストン・ビラが来年1月に南野拓実の獲得に乗り出す可能性があるとのこと。アストン・ビラは5日開催のプレミアリーグ第11節・サウサンプトン戦で敗れ、リーグ戦5連敗となったことにより、ディーン・スミス監督を解任。後任候補として、現在スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)のレンジャーズを率いるスティーブン・ジェラード氏の名前が挙がっているという。

 そして、アストン・ビラがリバプールのレジェンドであるジェラード氏を招へいした場合には、リバプールから複数名の獲得に動くものとみられ、南野拓実も候補のひとりに含まれているようだ。

 なお、南野拓実は昨季途中にサウサンプトンへ買い取りオプションのないレンタル移籍により加入しているほか、今夏の移籍ウィンドウでもオファーが届かなったためリバプールに残留したと言われている。フィルミーノの負傷離脱によりチャンスが巡って来る可能性があるだけに、代表ウィーク明けにどれだけアピールできるかが自身の去就を左右するかもしれない。