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「危険を防いだ」冨安健洋のスライディングカットに現地注目「バーディに気を取られず…」

冨安健洋 写真提供: Gettyimages

 アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋(22)は30日、プレミアリーグ第10節・レスター・シティ戦でフル出場し、チームの勝利に貢献した。その中、イギリスメディア『planet football』は守備の局面における同選手のプレーに着目している。

 アーセナルは前半20分まで2点のリードを奪った後レスターの反撃に遭うが、守備陣が奮闘。前半30分にはイングランド代表MFジェームズ・マディソン(24)がアーセナルの自陣中央で浮き球をトラップ。アーセナルの最終ラインの裏に抜け出したFWジェイミー・バーディ(34)へ鋭い縦パスを通そうとしたが、これを冨安健洋がスライディングでカット。パスが通れば決定機だっただけに、冨安健洋がチームの窮地を救った格好となっている。

 このワンプレーに対して『planet football』は「この日本人選手が見せたマジックは、オフ・ザ・ボールでの見事な動きによるものだった。彼は様々なエリアに顔を出すバーディに気を取られることなく、危険を未然に防いだ」と高く評価している。

 なお、アーセナルは冨安健洋の加入以降、リーグ戦で7戦無敗と好調を維持している。当初から対人戦の強さには定評のあった冨安健洋だが、レスター戦で見せたスライディングカットで周囲からの評価はさらに高まるだろう。