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南野拓実も中東マネーの餌食に!?ニューカッスル移籍の可能性がある選手を地元紙紹介

南野拓実 写真提供: Gettyimages

 リバプールに所属する日本代表MF南野拓実(26)には、昨季のスュペル・リグ(トルコ1部)覇者であるベシクタシュが関心を寄せているが、国内移籍の可能性もあるようだ。10日、イギリス国内の主要都市リバプールの地元紙『リバプール・エコー』が報じた。

 南野拓実は、昨年1月にオーストリア1部の強豪レッドブル・ザルツブルクからリバプールへ完全移籍により加入。しかし、昨季はし烈なポジション争いで後れをとり出場機会を失うと、今年1月にリバプールからサウサンプトンへ買い取りオプションのないレンタル移籍により加入。サウサンプトンでもプレミアリーグ9試合の先発出場にとどまり、シーズン終了後にリバプールへ復帰していた。また、同選手は今夏の移籍ウィンドウでリバプール残留を果たしたものの、ここまで公式戦わずか2試合の出場にとどまるなど、依然として厳しい立場に置かれている。

 同選手の去就を巡っては、ベシクタシュがカナダ代表FWサイル・ラリン(26)の代役として南野拓実を含む複数選手をリストアップしたと、今月に入ってトルコの国内メディアが伝えていた。

 その中、『リバプール・エコー』はニューカッスル・ユナイテッドが獲得に動く可能性のあるリバプール所属の選手を紹介。イングランド代表FWアレックス・オックスレイド=チェンバレン(28)やDFクィービーン・ケレハー(22)、ベルギー代表FWディボック・オリジ(26)らとともに南野拓実の名前も含まれている。

 ニューカッスルは今月はじめにサウジアラビア政府系の投資ファンド『PIF(パブリック・インベストメント・ファンド)』による買収が決まったことで注目を集めており、3200億ポンド(約48兆円)と豊富な資金を誇っている。そのため、イギリス国内の複数メディアはマンチェスター・ユナイテッドをはじめビッグクラブからの引き抜きを行う可能性を伝えている。

 なお、『リバプール・エコー』の報道によると、南野拓実の市場価値は1080万ポンド(約16億6000万円)であるとのこと。同選手はリバプールとの契約を2024年6月まで残している。

 先月21日開催のカラバオカップ(イングランドのリーグカップ戦)3回戦・ノリッジ戦では今季初出場ながらも2ゴールをあげ、ユルゲン・クロップ監督にアピールしているものの、地元メディアは依然として南野拓実に対して厳しい見方をしているようだ。