「誰も悪くないのに…」京都ウタカの先制ゴールが物議！DAZN実況やピッチ状態に苦言

　明治安田生命J2リーグ第33節の京都サンガ対SC相模原が10日に行われた。この一戦では、前半36分に元ナイジェリア代表FWピーター・ウタカ（37）がゴールを決めているが、この京都サンガの先制シーンにおけるDAZNの実況やピッチ状態が議論の対象となっている。

　京都サンガはサンガスタジアム by KYOCERAにSC相模原を迎え撃つと前半36分、SC相模原のGK竹重安希彦（34）によるゴールキック後、空中戦で競り合いからセカンドボールをFW宮吉拓実（29）が拾う。そして宮吉拓実がディフェンスラインの背後のスペースに走りこんだウタカへパスを供給。ウタカはゴールマウスに誰もいないことを確認すると、ダイレクトで右足を振りぬき、ゴールネットを揺らしている。

　一方、竹重安希彦がゴールキックを蹴った際に足を滑らせて負傷。左足が芝生につけず右足のみで懸命にゴール前まで戻ったものの、ウタカのシュートを止めることはできず、直後の40分に途中交代となっている。

　このゴールシーンについて、両クラブのサポーターをはじめJリーグファンからは「キーパーかわいそう…」、「ウタカが叩かれるのは意味不明」、「誰も悪くない」とウタカや竹重安希彦を擁護するコメントがJリーグ公式ツイッターアカウントに寄せられているほか、「自分で転んだから、審判は止められない」と小屋幸栄主審の判定が正しいという意見も数多く上がっている。

　ただ、DAZNの中継において、ウタカの先制ゴール直後に「一瞬の隙をついたロングシュート！」とアナウンサーが実況していることに対しては「違和感しかない」という主旨のコメントが多数寄せられるなど物議を醸している。

　また、エンドの入れ替わった後半に京都サンガのGK若原智哉（21）もゴール前で足を滑らせていることから、水を撒く量やピッチ状態に対しても「水撒きすぎと柔らかいのかも」という声が上がっている。

　なお、京都サンガは1-0で前半を終えると、後半23分にもウタカが追加点をマーク。後半30分に1点を返されたものの、その後はSC相模原の追撃を振り切り2-1と勝利している。また、ウタカはこの試合で先制弾によりJリーグ通算100ゴールという節目の記録に到達している。