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“古橋亨梧依存症”を中村俊輔の元同僚が指摘!「セルティックだけでなく彼も…」

セルティックFW古橋亨梧 写真提供: Dugout

 セルティックに所属する日本代表FW古橋亨梧(26)は、すでに前線でレギュラーに定着しており、サポーターから絶大な支持を得ている。しかし、現役時代にセルティックで元日本代表MF中村俊輔(43)とともにプレーしていたクリス・サットン氏は、古橋亨梧の活躍とは裏腹にチームの抱える問題を指摘した。10日、セルティックの専門メディア『VITAL CELTIC』が伝えている。

 古橋亨梧は今夏に明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸からセルティックへ完全移籍。7月31日に行われた今季のスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)開幕節・ハーツ戦でデビューすると、8月8日開催の第2節・ダンディー・ユナイテッド戦でハットトリックを達成するなどゴールを量産している。

 また、先月7日のFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選・中国戦で負傷して戦列を離れていたが、先月30日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第2節・バイヤー・レバークーゼン戦で復帰。そして、3日開催の第8節・アバディーン戦でゴールをあげて、チームの勝利に大きく貢献していた。

 その中、2000年からおよそ6年間にわたりセルティックに在籍したサットン氏は「セルティックはキョウゴに対してあまりにも頼りすぎているかどうか尋ねてくる人はあまり見ていないね。まっとうな質問だよ」と古巣クラブの抱える問題点を指摘。

 そして古橋亨梧の活躍については「キョウゴは13試合で8ゴールを決めている。そんな彼が負傷離脱したとき、(セルティックの戦いぶり)に違いが見えた。セルティックは(リーグ内におけるチームの立ち位置を)持ち上げるための補強が必要だったわけだし、それが彼との契約だった。だが、セルティックだけでなく彼自身も助けを必要としていた。問題はそれがどこから来ているかということだ」とコメント。セルティックが一方的に同選手のパフォーマンスに依存しているという見解を示した。

 なお、セルティックはアンジェ・ポステコグルー新体制のもと2年ぶりのリーグ制覇を目指す中、ここまで8試合を消化して勝ち点13の獲得にとどまっており、首位のレンジャーズから6ポイント差をつけられている。また、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージでもここまで2戦2敗としているが、古橋亨梧を欠いた公式戦5試合では2勝1分2敗と苦戦を強いられていた。