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「私にとっても全く同じこと」仙台率いた豪州監督、森保一解任の噂に言及

グラハム・アーノルド 写真提供: Gettyimages

 オーストラリア代表は12日、FIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選・日本戦に臨む。日本国内で森保一監督の去就報道が飛び交う中、オーストラリア代表を率いるグラハム・アーノルド監督が敵将に関する質問に答えた。11日、オーストラリア『Sydney Morning Herald』をはじめ複数メディアが伝えている。

 オーストラリア代表はカタールW杯アジア2次予選を8戦全勝で終えると、最終予選でもここまで中国、ベトナム、オマーン相手に勝利。W杯予選での連勝記録を「11」まで伸ばしている。一方、日本代表は1勝1敗の中、8日に迎えたサウジアラビア戦でも決定力不足を露呈。71分にレガネスのMF柴崎岳(29)のミスから先制ゴールを献上し、0-1で敗れている。

 これにより、オーストラリア、サウジアラビア、日本、中国、ベトナム、オマーンが同居するグループBでは、3試合終了時点でオーストラリアとサウジアラビアが全勝で勝ち点9を獲得。日本は2か国からすでに6ポイント差をつけられており、カタールW杯予選敗退を危惧する声が上がっている。

 今回、埼玉スタジアム2002で対峙する両指揮官は、現役時代の1997年にサンフレッチェ広島でチームメイトの関係にあった。また、森保一は2012年から2017年4月までサンフレッチェ広島を率いているが、2014シーズンに当時ベガルタ仙台を率いていたアーノルド氏と対戦している。

 およそ7年ぶりとなる再戦を前に、アーノルド監督は日本戦の前日記者会見に出席。面識のある森保一日本代表監督に解任の可能性があることについて質問を受けると「モリヤスは素晴らしい人だ。ただ正直なところ、そのことについては全く考えていない。我々にできることだけに集中してきた」

 「彼は日本で素晴らしい仕事をしているが、試合で負けているし、そのような状況にある。そしてそれは私にとっても全く同じことだ。なので、目の前にある試合やトレーニングキャンプに集中している」とコメントを残している。