日本代表・海外組 海外日本人選手

守田英正の出場機会に影響も…中東クラブがサンタ・クララ監督を引き抜き

守田英正 写真提供:Gettyimages

 日本代表MF守田英正(26)を擁するCDサンタ・クララは5日、ダニエル・ラモス監督の退任を公式発表した。

 ダニエル・ラモス氏はリオ・アヴェやマルティモなどポルトガル国内の複数クラブを率いると、昨夏からCDサンタ・クララの指揮官に就任。就任1年目の昨季は序盤から順調に勝ち点を積み重ねると、今年1月には当時明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレに所属していた守田英正のプレーを確認してクラブ首脳陣に同選手の獲得を進言。その守田英正を中盤センターのレギュラーに固定すると、シーズン後半も上位争いを繰り広げて6位でフィニッシュ。今季のUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)の予選2回戦出場権獲得に成功していた。

 CDサンタ・クララはダニエル・ラモス氏の手腕を高く評価していたことから、昨季終了後に2022年6月までの新契約を締結。しかし今季はここまで1勝3分4敗とスタートダッシュに失敗。すると、ダニエル・ラモス氏は5日の記者会見においてクラブを離れることを発表している。

 また、ポルトガルメディア『SIC』の報道によると、サウジアラビア1部のアル・ファイサリーがダニエル・ラモス氏に対して年俸面で好条件のオファーを提示し、同氏もこれを受け入れたという。

 なお、守田英正は今季もここまでリーグ戦で6試合にフル出場するなど、中盤の要として重要な役割を担っていた。シーズン序盤での監督交代が守田英正の出場機会にどのような影響を与えるのか注目が集まる。