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鳥栖、金明輝監督のパワハラ常態化報道巡り声明発表。U18指揮時には選手突き飛ばしか

サガン鳥栖

 明治安田生命J1リーグのサガン鳥栖は、金明輝監督によるパワーハラスメント(パワハラ)問題に関する報道を受けて公式声明を発表した。

 金明輝監督を巡っては、日常的に暴言や暴力などパワハラ行為に及んでいたとして、公益財団法人日本サッカー協会(JFA)に対して告発文が提出されたと8月31日に複数メディアが報道。Jリーグが主導となり、実態調査を行う可能性が伝えられている。また、同監督はサガン鳥栖のU-18チームを率いていた時にも、選手に対して罵声を浴びせたり突き飛ばして怪我をさせるなど、精神的苦痛を与えていたと報じられている。

 この事態をうけて、サガン鳥栖の運営会社である株式会社サガン・ドリームスの福岡淳二郎代表取締役は「この度の、金明輝監督に関する一連の報道に関し、ファン・サポーターの皆様ならびにスポンサー様をはじめ、クラブに携わってくださる関係者の皆様には、多大なるご心配をおかけし、大変申し訳ありません。弊クラブとしましては、現時点においてJリーグおよび日本サッカー協会からの詳細な連絡を受けておりませんので、正確な情報を把握したのち、今後、対応の必要性が出てくれば、誠意をもって迅速に取り組んで参ります」と声明を発表している。

 なお、Jリーグ界のパワハラ問題を巡っては、2019年10月当時湘南ベルマーレを率いていた曺貴裁監督がJリーグの裁定を通じてパワハラ行為が認定されたことにより、チームを去っている。また、先月にはJ2リーグの東京ヴェルディの永井秀樹監督が所属選手に対して指導の際に精神的苦痛を与えている問題が発覚。クラブが積極的に調査を行っていないと伝えられていたが、クラブ側は一部報道内容を否定する声明を発表している。