プレミアリーグ アーセナル

アーセナル退団ウィリアンが元同僚を勧誘も…母国での再会は実現せず

ウィリアン 写真提供:GettyImages

 アーセナルを昨季終了後に退団したブラジル代表DFダビド・ルイス(34)は、母国復帰が噂されている。その中、アーセナルでチームメイトだったブラジル代表MFウィリアン(33)から勧誘の連絡を受けていたようだ。31日、ブラジルメディア『LANCE!』が報じている。

 ダビド・ルイスは、2019年夏にチェルシーからアーセナルへ完全移籍。2019/20シーズンは不動のセンターバックとして公式戦42試合で先発メンバーに名を連ねていたが、昨季は数度の負傷離脱もありここまで27試合の先発出場にとどまっていた。また、クラブは選手サイドに対して来年6月までの新契約のオファーを用意していると伝えられていたが、両者は契約更新を行わないことで合意すると、今年6月に退団が公式発表されていた。

 ダビド・ルイスの去就を巡っては、先月にレアル・マドリードやリーグアンのオリンピック・マルセイユなどが関心を寄せているほか、メジャーリーグサッカー(MLS)へ移籍する可能性も取りざたされていた。また、プリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)の強豪ベンフィカも再獲得に動く可能性が伝えられていたが、同選手への興味をすでに失っているという。さらに、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のCRフラメンゴが先月下旬からダビド・ルイスの代理人にコンタクトをとっていると報じられていた。

 その中、ブラジル1部のコリンチャンスへ加入したウィリアンがアーセナルとの契約解除を行う直前に、ダビド・ルイス本人に連絡をとって、母国復帰後もチームメイトであり続けることを提案していた模様。ただ、コリンチャンスの会長はダビド・ルイスに関心を寄せていないことを明らかにしている。

 なお、ダビド・ルイスにはCRフラメンゴの他にも、スペイン代表FWジエゴ・コスタ(32)を擁するアトレチコ・ミネイロも興味を示しているとのことだ。無所属状態となっている同選手を巡って、ブラジル国内で争奪戦が繰り広げられているかもしれない。