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キャプテン翼の動画で日本人選手獲得匂わせも…板倉滉の元同僚が仏1部ランスへ加入

キャプテン翼の作品 写真提供: Gettyimages

 プレミアリーグやブンデスリーガなどヨーロッパの主要リーグでは、今夏のマーケットでも最終日に大きな動きが見られた。その中、リーグアン(フランス1部)のスタッド・ランスが新加入選手の発表時に、クラブ公式SNSアカウントに日本のサッカー漫画である『キャプテン翼』の動画を投稿したことが大きな話題を呼んでいたようだ。

 スタッド・ランスは日本時間の31日22時30分、キャプテン翼の主人公である大空翼がドリブルで相手を抜き去り、シュートを放つ動画をアップ。これに対して、日本のサッカーファンの間では、日本人選手を獲得することを期待する声がSNSを通じて上がっていた。

 しかし、クラブは31日23時58分に「Captain Matusiwa」と題したキャプテン翼風の動画を投稿するとともに、エールディビジ(オランダ1部)のフローニンゲンでプレーしていたオランダU21代表MFアゾル・マトゥシワ(23)の獲得を公式発表している。

 中盤センターを本職とするマトゥシワは、オランダの強豪アヤックスの下部組織に在籍。しかしトップチーム昇格を果たすことなく、2019年夏にフローニンゲンへ完全移籍していた。同選手は移籍1年目の2019/20シーズンからリーグ戦23試合に先発出場。そして昨季は足首やハムストリングの負傷で戦線離脱を余儀なくされたものの、リーグ戦21試合で先発出場。また、15試合でキャプテンマークを巻いてピッチに立つなど、東京五輪の日本代表DF板倉滉(24)とともにチームをけん引していた。

 東京五輪男子サッカー競技に出場したDF冨安健洋やMF堂安律など、今夏のマーケットでは複数の日本人選手の去就にも注目が集まっていた。それだけに、今回のスタッド・ランスの動画投稿で肩透かしを食らったファンは多いかもしれない。