Jリーグ 湘南ベルマーレ

湘南、山口智コーチの監督就任を発表。J2降格圏徳島と3ポイント差

湘南ベルマーレ

 明治安田生命J1リーグの湘南ベルマーレは1日午前、今季からトップチームのコーチを務めていた山口智氏の監督就任を公式発表している。

 現在43歳の山口智氏は、2015年の現役時代後、古巣であるガンバ大阪の強化担当、下部組織やトップチームのコーチを歴任。昨季は宮本恒靖前監督の右腕としてヘッドコーチを務め、選手と指揮官のパイプ役として重要な役割を果たしていた。

 同氏は昨季終了後にガンバ大阪を離れ、湘南ベルマーレのトップチームのコーチングスタッフに就任。その湘南ベルマーレは浮嶋敏がチームを率いていたが、ここまでJ1リーグ27試合を終えて勝ち点26の獲得にとどまり、J2リーグ降格圏内の17位徳島ヴォルティスと3ポイント差の15位に低迷していた。

 山口智氏はシーズン途中での監督就任について「急なことではありますが、監督のオファーをいただき、いま自分にできることを考えた時にやるという決断に至りました。半年前に湘南に呼んでもらい、恩がありますし、今の選手・スタッフに対しても思い入れがある中でこの大役を引き受けることとなりました。チーム、クラブ全体が前向きにサッカーと向き合い、今以上に楽しめるようなチーム作りをしていきたいと思います。湘南というチームを今まで以上にカラーのある、魅力のあるチームにしていくことができるように、今いる選手・スタッフと共に前に進んでいきたいと思います」と意気込みを語っている。

 また、株式会社湘南ベルマーレは「この度、監督に山口智が就任することを発表いたします。4チームが降格する今シーズンも残り11試合となり、一試合一試合、厳しさが増すことが想定される中、ギリギリの戦いを乗り越えるために、変化が必要と捉え、クラブとして大きな覚悟をもって、山口智に監督を委ねる決断をしました。あらためて“One Bellmare”で、11試合に挑んでまいります。引き続きのご支援、応援をよろしくお願い申し上げます」と眞壁潔代表取締役会長と水谷尚人代表取締役社長社長の連名により公式声明を発表している。