「より自信をもたらすはず」決勝弾のオナイウ阿道にトゥールーズ監督が期待感

　明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスからトゥールーズへ加入した日本代表FWオナイウ阿道（25）は、先月28日に開催のリーグ・ドゥ（フランス2部）第6節・バランシエンヌ戦で決勝ゴールをあげた。そのオナイウ阿道に対して、フィリップ・モンタニエ監督は期待を寄せているようだ。31日、フランスメディア『Les Violets』が報じている。

　オナイウ阿道は7月24日に行われた開幕節・ACアジャクシオ戦でデビューを飾ると、第2節・ナンシー戦からレギュラーに定着。ここまでセンターフォワードや左ウイングのポジションで先発起用されている。また、バランシエンヌ戦では前半アディショナルタイムに先制ゴールをマーク。チームはこの1点を最後まで守りぬき、勝ち点3を獲得している。

　モンタニエ監督は試合後の会見で、チームの調子が良いことは認めつつも、バランシエンヌ戦の後半のパフォーマンスに満足していないことを強調している。また、オナイウ阿道については「彼とは英語で会話をしている。日本からやってきた彼にとって簡単なものではないが、それでも良くなってきている。彼自身、徐々にここの環境に慣れてきていると思う。ストライカーとして、先週のゴールは彼により自信をもたらすはずだ。これからもっと落ち着き、より良いパフォーマンスを発揮することを私は望んでいる」とコメントを残している。

　なお、トゥールーズはバランシエンヌ戦での勝利により、第2節・ナンシー戦から5連勝を飾っており、勝ち点16で首位に立っている。インターナショナルマッチウィーク前まで破竹の勢いで勝利を積み重ねているトゥールーズにおいて、オナイウ阿道はさらに必要な戦力となることが予想される。