「今のアビスパの全て」川崎戦で大金星の福岡FW渡大生が城後寿を絶賛！

　明治安田生命J1リーグのアビスパ福岡は、25日に行われたJ1リーグ第26節・川崎フロンターレ戦で1-0と勝利。今季ここまで無敗を維持していた王者に初めて土をつけたことがJリーグファンの間で話題を呼んでいるが、FW渡大生（28）が勝因に言及した。

　ホームのベスト電器スタジアムで迎えた川崎フロンターレとの一戦で、アビスパ福岡の長谷部茂利監督は前線の2トップでFW山岸祐也（27）やスペイン人FWフアンマ・デルガド（30）ではなく、渡大生と今季出場機会の少ないFW城後寿（35）を先発に抜擢。両選手による前線からのプレスで川崎フロンターレを苦しめることに成功。後半21分にベルギー人MFジョルディ・クルークス（27）が先制ゴールをあげると、最後までリードを守り抜いて勝ち点3を獲得している。

　前線の選手起用をはじめ、長谷部茂利監督の采配が的中したという見方が広まる中、渡大生は試合後に自身のSNSアカウントを更新。川崎フロンターレ戦での勝利やJ1リーグで対等に戦えているチームの現状について「応援ありがとうございました。今日のような勝利に城後さんがピッチにいた事が今のアビスパの全てだと思います。次も勝てるように頑張り続けます」とコメントを残している。

　これに対しては、アビスパ福岡サポーターから2選手のパフォーマンスを称賛するコメントが多く寄せられている。今季ここまでリーグ戦わずか1試合の先発出場にとどまっていたアビスパ福岡一筋のベテランは、渡大生とともにピッチで指揮官から求められた役割を遂行し、今季のJ1リーグで一番と言ってもいい番狂わせを演出している。