リバプールのスイス代表MFジェルダン・シャチリは、リーグアンのオリンピック・リヨンへ完全移籍することが正式に決まった。22日、リヨンのクラブ公式サイトが伝えている。
現在29歳のシャチリは、バイエルン・ミュンヘン、インテル、ストーク・シティに在籍した後、2018年夏にストークからリバプールへ完全移籍により加入。し烈なポジション争いの中、移籍1年目の2018/19シーズンにプレミアリーグで24試合に出場。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では4試合の出場にとどまったが、CL優勝に貢献していた。しかし、翌2019/20シーズン以降もレギュラー定着には至らず、2020/21シーズンはプレミアリーグで5試合、CLで1試合の先発出場にとどまると、今年3月以降のリーグ戦では大半をベンチで過ごしていた。
シャチリとリバプールの契約は2023年6月までとなっていた。しかし、本人は先月末にメディアインタビューを受けた際、出場機会の確保という観点から今夏退団をクラブ幹部に申し入れ、了承を得たことを明かしていた。
また、シャチリの移籍先候補にはラツィオやローマ、ナポリなどセリエAの複数クラブがあがっていた。しかし、今月中旬にリヨンが選手サイドと2024年6月までの3年契約締結により合意。また、リバプールには移籍金600万ユーロ(約7億8000万円)+ボーナスのオファーを拒否されていたが、その後もクラブ間交渉を続けると、1200万ユーロ(約15億4000万円)まで増額してクラブ間合意に達したという。
なお、シャチリ本人は23日にもフランスへ入国し、メディカルチェックを受ける予定となっている模様。問題がなければ、正式にサインを交わすことになる。
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