リーグ・アン パリ・サンジェルマン

小柳ルミ子さん、メッシ退団とPSG移籍にバルサファンの想いを代弁

リオネル・メッシ 写真提供: Gettyimages

 8月11日、フランスの強豪パリ・サンジェルマン(PSG)がスペインの強豪バルセロナを退団したアルゼンチン代表FWリオメル・メッシの獲得を公式発表した。

 現在34歳のメッシは、13歳でバルセロナの下部組織へ入団。17歳でのトップチームデビューからバルセロナ一筋でプレーし、UEFAチャンピオンズリーグを4度、ラ・リーガを10度制するなど、合計35個のタイトル獲得に貢献。個人としても世界最優秀選手賞に相当するバロンドールを6度受賞し、ラ・リーガでは得点王を8回獲得。公式戦通算778試合に出場して672ゴール305アシストという驚異的な結果を残してきた。しかし、バルセロナがラ・リーガ独自の財務規定をクリアできず、メッシは今月5日に21年間を過ごした愛するクラブを退団していた。

 この一連の流れをフォローし、自身のブログに「脳みそ グチャグチャだ」などと、赤裸々に綴っているのが歌手で女優の小柳ルミ子さん。メッシに魅了されて以降、年間2000試合以上のサッカー観戦をしている小柳さんは、筋金入りのクレ(バルセロナサポーターの呼称)だ。そんな小柳さんがメッシやバルセロナに対して愛情を交えながらもストレートに自身の感情を綴るブログは、クレの複雑な気持ちを代弁してくれている。

 今回、メッシのバルセロナ退団が発表される直前、世界中のメディアは「メッシ自身が年俸50%ダウンを決意し、近々契約延長が発表される」と報じていた。しかし、小柳さんはそんな報道に対しても、ブログを通じて「(過去の事例から)信じていない」と自身の見解を発信。それでも同選手の退団が発表されると、『今日は最悪の1日』『ラ・リーガよ バルサよ』と題して、自身の苦しい胸の内を吐露している。

 ただ、小柳さんはメッシの退団とPSG移籍に至る流れでは、バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ前会長体制を批判しながらもジョアン・ラポルタ現会長を信頼し、ファンとしてメッシの心情を気遣っている。そして、同選手のPSG加入が決まると、『フランス革命の様でした』とエレガントに表現した。

 メッシのファンやクレの方々は、現地スペインのサポーターにも匹敵するほどの愛情や、サッカー界全体を深く理解している小柳さんのブログを是非チェックしてみてほしい。