Jリーグ V・ファーレン長崎

長崎と山形がタイ代表MF巡り争奪戦か!石井正忠元鹿島監督の教え子

V・ファーレン長崎のゴール裏 写真提供: Gettyimages

 タイ・リーグ1(タイ1部)のサムットプラーカーン・シティFCに所属するタイ代表MFジャルンサック・ウォンコーンは、以前からJリーグ移籍の噂が絶えない。その中、タイメディア『SMM SPORT』は11日、明治安田生命J2リーグのモンテディオ山形とV・ファーレン長崎が争奪戦を繰り広げていると報じている。

 現在24歳のウォンコーンは、鹿島アントラーズを率いた過去をもつ石井正忠監督のもとで、2020/21シーズンのリーグ戦全30試合中29試合に先発出場して15アシストをマーク。右サイドを本職としつつも、左サイドでも先発起用されている。また、今年6月にUAEで集中開催されたFIFAワールドカップ・カタール大会のアジア2次予選・グループステージ最終節のマレーシア戦でA代表デビューを果たしている。

 ウォンコーンの去就を巡っては、以前に清水エスパルスからの関心が伝えられると、今冬には鹿島アントラーズが同選手をリストアップ。そして、先月にはモンテディオ山形が選手サイドとの交渉を始めているとタイ国内で報じられていた。ただ、サムットプラーカーン・シティは同選手との契約を2024年12月まで残しているため、高額の移籍金を要求する可能性があるという。

 その中、今年1月に石井正忠監督にコンタクトをとったV・ファーレン長崎も依然として同選手の動向を注視している模様。くわえて、シンガポールのライオン・シティ・セーラーズも関心を寄せており、複数クラブによる争奪戦が展開されているとのことだ。

 Jリーグクラブから関心を寄せられているウォンコーンだが、さらなる成長が期待される中で自身の今後についてどのような決断を下すのか注目が集まる。