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インテル、ルカク後釜でローマFW獲得が決定的に!今日にもメディカルチェックへ

エディン・ジェコ 写真提供: Gettyimages

 インテルはチェルシーへの移籍がほぼ決定しているベルギー代表FWロメル・ルカクの後釜として、ローマからボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコを獲得することがほぼ確実となったようだ。9日、イタリア『Sportitalia』など複数メディアが報じている。

 現在28歳のルカクは、アルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスとともに前線の主力として活躍。昨季は2010/11シーズン以来となるセリエA優勝に貢献していた。しかし、インテルは移籍金1億1500万ユーロ(約150億円)を受け取るかわりに、ルカクを放出することでチェルシーと合意。また、選手サイドもチェルシーと2026年6月までの5年契約を結ぶことで合意しており、今週中にも公式発表が行われるものとみられる。

 また、インテルはルカクの後釜としてジェコをリストアップすると、選手サイドと年俸450万ユーロ(約5億8000万円)+ボーナスによる2年契約締結で合意。くわえて、移籍金として200万ユーロ(約2億6000万円)を支払うことでローマとのクラブ間合意にも達しているという。これにより、ジェコ本人は10日にもメディカルチェックを受けるとのこと。問題がなければ、正式にサインを交わすことになる。

 なお、現在35歳のジェコは、昨季途中までチームの中心選手として公式戦でゲームキャプテンを任されていた。しかし、今年1月中旬に行われたコッパ・イタリアのベスト16・スペツィア戦で不戦敗の責任をとる形でチームマネージャーが解任されたことを巡り、パウロ・フォンセカ前監督と衝突。先発メンバーから外れる時期があったものの、昨季は公式戦26試合に先発出場して13ゴール5アシストをあげていた。

 そしてローマはジェコの後釜として、移籍金3400万ポンド(約51億円)を支払うかわりに、イングランド代表FWタミー・アブラハムを獲得することでチェルシーと合意に至ったと伝えられている。