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ミラン、アタランタFW獲得へ個人合意も…クラブ間交渉が難航

ヨシップ・イリチッチ 写真提供: Gettyimages

 ミランはアタランタのスロベニア代表FWヨシップ・イリチッチの獲得へ動いているが、依然としてクラブ間合意には至っていないようだ。7日、イタリア紙『トゥットスポルト』が報じている。

 現在33歳のイリチッチは、2017年夏にフィオレンティーナからアタランタへ加入。 移籍1年目から2桁得点を決めると、前線に必要不可欠な選手としてクラブのセリエA上位躍進に大きく貢献。欧州カップ戦で鮮烈なパフォーマンスを披露していた。しかし、昨季は7ゴール11アシストをあげたものの、19試合の先発出場に終わったほか、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督との関係悪化が噂されている。

 イリチッチはアタランタとの契約を来年6月まで残しているほか、1年間の契約期間延長オプションが付いている。その中、ミランは今年4月はじめに選手サイドとの交渉を開始したと伝えられているが、すでに個人合意を取り付けているという。

 ミランは当初、買い取りオプション付きのレンタル移籍により獲得する予定だったが、完全移籍での獲得に切り替えたとのこと。移籍金として400万ユーロ(約5億2000万円)を用意しているが、アタランタは少なくとも600万ユーロ(約7億8000万円)を求めていることから、現時点でもクラブ間合意には至っていないようだ。

 なお、ミランはすでにチェルシーからフランス代表FWオリビエ・ジルーの獲得を決めている。ただ、リーグ戦と並行してUEFAチャンピオンズリーグを戦うことから、さらなる選手層強化に動いている。