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ミランが冨安健洋獲得に再挑戦か!ボローニャ幹部が今夏残留の可能性示唆も…

冨安健洋 写真提供: Gettyimages

 東京五輪のU24日本代表DF冨安健洋はトッテナムやアタランタへ移籍する可能性が伝えられていたが、ここにきてボローニャ残留へ傾いている。しかし、ミランがここにきて同選手への関心を再び強めているようだ。4日、イタリアメディア『DIRETTA GOAL』が報じている。

 現在22歳の冨安健洋は、ボローニャとの契約を2024年6月まで残しているが、2020/21シーズン終了後からアタランタとトッテナムが同選手の獲得レースを繰り広げていた。しかし、トッテナムはユベントスからアタランタへレンタル移籍により加入していたアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロの獲得に近づいている。また、アタランタはロメロの後釜として、トルコ代表DFメリフ・デミラルを買い取りオプション付きの1年レンタルにより獲得することでユベントスと合意したと報じられている。

 さらに、ボローニャのクラウディオ・ファヌッチCEO(最高経営責任者)は今月はじめにメディアインタビューに応じた際、冨安健洋の去就に関して「今のところ交渉は行われていない」と売却に向けた動きがないことを明らかにしていた。

 しかし、同選手にはミラン移籍の可能性が再び浮上している模様。ミランは2021/22シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得しているが、クラブ首脳陣は複数のコンペティションを戦うためにも、守備陣のさらなる戦力補強を検討しているという。また、センターバックではイタリア代表DFアレッシオ・ロマニョーリの去就が依然として不透明であることから、昨夏につづいて冨安健洋を獲得候補に含めているとのことだ。

 なお、冨安健洋は東京五輪男子サッカー競技のグループステージ開幕節・南アフリカ戦前に足首を負傷していた。コンディションに不安を抱えていたこともあり、アタランタやトッテナムが同選手への興味を失ったと考えられるものの、今後新たな動きが見られるかもしれない。