
明治安田生命J1リーグのサガン鳥栖に所属するケニア人FWイスマエル・ドゥンガは、トルコへ移籍する可能性が現地で報じられていた。しかし、ドゥンガは29日にSNSを更新してトルコへの移籍を否定するとともに、サガン鳥栖残留の意思を示した。
現在28歳のドゥンガは、新型コロナウイルス感染拡大の影響による入国規制が敷かれていたこともあり、4月中旬にサガン鳥栖のチームに合流。4月21日に行われたYBCルヴァンカップ・グループステージ第3節のアビスパ福岡戦でデビューを果たしていた。しかし、東京五輪のU24日本代表FW林大地やFW山下敬大からレギュラーを奪うまでには至らず、ここまでリーグ戦で8試合の途中出場にとどまっており、まだゴールネットを揺らしていない。
同選手の去就を巡っては、TFF1.リグ(トルコ2部)のメネメンスポルがすでに代理人と交渉を進めており、オファーを提示していると、今週なかばにトルコメディアが報じていた。
その中、ドゥンガ本人は自身のインスタグラムアカウントで自身の移籍交渉を手掛ける代理会社の投稿を引用。代理会社は「イスマエル・ドゥンガはサガン鳥栖で引き続きプレーすることに専念する。彼はJリーグで多くのことを学び、自身の向上に努めている。トルコ移籍の噂は無視してください」という声明を出している。
なお、ドゥンガは、2011年に母国ケニアでプロキャリアをスタートさせると、2016年夏にギリシャのクラブに移籍。その後、一度フリーの身になったがザンビア国内クラブやカテゴリア・スペリオレ(アルバニア1部)のKSルフテタリ・ジロカストラ、FKヴラズニアを渡り歩き、今季からサガン鳥栖へ加入していた。
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