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リバプールMFの今夏移籍が決定的に!セリエA挑戦の噂に「名誉なこと」

ジェルダン・シャチリ 写真提供: Gettyimages

 リバプールのスイス代表MFジェルダン・シャチリは、スペイン代表MFサウール・ニゲスの交換要員としてアトレティコ・マドリードへ移籍する可能性が噂されていた。その中、シャチリ本人は今夏移籍に向かっていることを認めたようだ。26日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じている。

 現在29歳のシャチリは、バイエルン・ミュンヘン、インテル、ストーク・シティに在籍した後、2018年夏にストークからリバプールへ完全移籍により加入。し烈なポジション争いの中、移籍1年目の2018/19シーズンにプレミアリーグで24試合に出場。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では4試合の出場にとどまったが、CL優勝に貢献していた。しかし、翌2019/20シーズン以降もレギュラー定着には至らず、2020/21シーズンはプレミアリーグで5試合、CLで1試合の先発出場にとどまると、今年3月以降のリーグ戦では大半をベンチで過ごしていた。

 シャチリとリバプールの契約は2023年6月までとなっている。その中、リバプールはサウール・ニゲスの獲得オファーをアトレティコに提示。スペインメディアはシャチリが交換要員としてオファーの内容に盛り込まれている可能性を伝えていた。

 その中、シャチリ本人は「僕のキャリアにおいて今大切なことは、出場機会の確保だね。だけど、この3年間はプレーする時間が多くなかったよ。だから、リバプールには新たなチャレンジをしたいという意向を伝えた。彼らは僕の思いを受け入れてくれたし、これから届くであろうオファーの内容を真剣に検討するはずだよ」とリバプールの今夏退団を明言している。

 また、同選手にはラツィオが関心を寄せているとイタリア国内で報じられていた。これについて本人は「イグリ・ターレ(スポーツディレクター)はラツィオで何年も素晴らしい仕事をしている。もしその噂が本当ならば、彼は僕をリスペクトしてくれているね。僕にとって名誉なことだよ」とラツィオ移籍に対して前向きなコメントを残している。