Jリーグ 北海道コンサドーレ札幌

札幌MFチャナティップ、欧州挑戦を断念か!CL・EL出場クラブからの関心報道も…

チャナティップ・ソングラシン 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの北海道コンサドーレ札幌に所属するタイ代表MFチャナティップ・ソングラシンは、以前から欧州移籍を視野に入れていたが、実現する可能性が低いと考えているようだ。24日、タイメディア『 J-doradic』が報じている。

 現在27歳のチャナティップは、タイ国内屈指の強豪ムアントン・ユナイテッドから2017年夏に1年半のレンタルにより北海道コンサドーレ札幌に加入。2018シーズンにはミハイロ・ペトロヴィッチ監督のもとで主力としてチームをJ1リーグ4位に導くと、翌2019年に札幌への完全移籍を果たしている。同選手は昨季終盤に右ハムストリングを負傷して一時帰国。今季はここまで数度の負傷離脱に悩まされる中、リーグ戦で13試合に先発出場している。

 チャナティップの去就を巡っては、昨季終盤にJ1リーグのトップレベルに位置するクラブから関心を寄せられていたほか、父親がUEFAヨーロッパリーグやUEFAチャンピオンズリーグ出場クラブとコンタクトをとったという噂がタイ国内で飛び交っていた。また、本人は以前からヨーロッパでのプレーを望んでいると伝えられている。

 その中、チャナティップ本人はタイ国内メディアの取材に対応。自身の今後について問われると「まわりは(欧州への)ステップアップ移籍で可能だと言っているね。僕自身ヨーロッパに行きたいとは思っている。だけど年齢を踏まえると、これから成長しない限りさらに難しくなっているね。(僕よりも)若い世代の方が多くのチャンスがあるよ」とコメント。欧州挑戦が難しいという見解を示している。

 北海道コンサドーレ札幌でさらなる成長を遂げる一方、コンディションに問題を抱えることが多いチャナティップ。本人としては、できる限り長く日本にとどまりたいと考えているかもしれない。